伝えていかなければならないこと

それはいろいろあるのですが、上京して自分に帰属意識があることに気がついて
地元のことをいろいろ調べることがあるのですが、自分の親からは聞けないこと
近所に住んでいるおじいさん、おばあさんの年代の人に聞いてようやく知ることの
できることが以外にもたくさんある。
実家のあるところは高度成長以前は森と田畑に覆われた農村で、
数百メートルふもとへ行くと国道と市街地が広がる場所だった。
今はというと新興住宅地で帰郷すると知らない人がたくさんいる。
そんな中で、自分の今すんでいるところで昔何があったのかなど
考える必要もないかもしれないが、せめて地名の由来ぐらいは知っておきたい。
自分がまだ実家に住んでいたころ、近所のおじいさんが出筆したページがあった。
今は検索しても出てこないので消されてしまったのだろうと想像つくのだが、
このことを思い出したきっかけは、そのおじいさんが去られたという話を聞いたことだった。
偶然、出筆したページを見て、知った地元の過去。
そのページを見なければ死ぬまで知らないまま過ぎ去っていたのかもしれないが、
何を思ったか、体裁もあまりよくなかったページを自分は端末に保存していた。
ここに内容を書こうと思えばかけるのだが、実際に本になっているようなので、中身は次回に
ということにしたい。
最近、近所の人とのかかわりが減っていくなかで、昔から伝えられてきた話や言葉が
途絶えてしまうのかと思うとあまりうれしい気持ちはしない。
Website上にでも書き綴って誰かが見てくれる状態にあれば、自分の知らないところで伝えられていくかもしれないが、できれば地元の人たちの中で受け継いでいきたい。
新しいものを負い続けている自分ではあるが、その根底にはいろんな人が歩んできた道のりがあることを忘れないように、ひそかに収集し続けています。そして自分の子ができたときに少しずつ語っていきたい(嫌がられるかもしれないけど…)