読むか読まないか

昔は、新聞は数紙を併読しろと言われたもの。
firstdecade.netより

twitter経由で見つけたブログ?なのですが、とても刺さる刺さる。
ビジネスパーソンならN紙を読め、と安直に言ってしまう場合もあるけれど、実際は数紙読んでようやく何が起こったのかその全貌が見えてくる。昔は待っていても朝と夕方にそのとき一番新しい情報が入ってきた。
ところが今は寝ている間もおきている間も仕事の間も時の流れと共の生まれる情報はニュースとして流れていく。
私は最近R社(通信社)のRSSを取得し時間があれば見るようにしている。
実際そのRSSだけで毎日数千に及ぶ情報が滝のように流れていく。
では、その情報を新聞、しかも一紙だけを読めばまかなえるだろうか?
下手をするとネットで流された情報を2,3日後、もしくは1週間後に平然と書いてしまう昨今、
その取材~記事掲載までのプロセスと時間的経過は本当に現代社会にあっているのか、私はそこに疑問を感じる。
取り上げれば名指しされ、ののしられるから取り上げない。もっといえば、うちを読んでくれている人が手放さないよう、手放しそうな情報は載せない。それで本当にいいのか。
このままでは夕刊を休刊にするだけでは収まらない。
ネットがあるからこそ新聞を読む。あえてではなく、単行本でも雑誌でもネットでもない新聞だからこそできること、その価値を見出すことが、あるべき新聞の姿を作るのではないだろうか。