エンジニアに勧めたい自作キーボード、その1

ずっとApple Magic Keyboardを使っていて、Macでほかのキーボードは使えないと思っていたところから、コロナ禍に入り、HHKBを使い始めてから、いろいろなキーボードに興味が出たのをきっかけに、約1年ぐらい色々自作キーボードを使ってきました。

日本のガジェット系ユーチューバーが、これこそガジェットと言える、自作キーボードに殆ど触れないところは不思議で職場を通じてしか、あまり知ることのなかった自作キーボードをもっと色々な人、特にエンジニアの方に知ってもらいたいので書いてみました。

今回は、手持ちの中で、 40%レイアウトで分割のキーボード、トラックボール付きのものなど、実際仕事でも使っている、勧められるキーボードを紹介します。

HHKB配列から始めるなら7sProや7sKB

いきなり数字キーなどがない分割キーボードを使うのに抵抗があったので、自分は当時使っていたHHKBとほぼ同じ配列の7sProを最初の自作キーボードにしました。

7sProはCherryMX互換のキースイッチ、7sKBはKailh choc v1という薄いキースイッチ互換、その他CherryMX互換でファンクションキーがあるものや日本語配列のものなど複数種類があります。

7sPro、7sKBの勧めたいポイント

自分がこのキーボードを選んだのは、HHKB配列でそのまま使えることと、分割できるので分割キーボードとしても使え、他のCorneシリーズなど40%分割キーボードを使う前に分割キーボードの操作感を体験できるところにありました。

BLE Micro Proという無線化できるマイクロコントローラーに対応しているのでオプションのボタン電池を搭載するためのキットを追加することで、完全ワイヤレスの自作キーボードにすることもできます。

自分の場合は、薄い7sKBを無線化しています。

現状、通常配列+矢印のレイアウトのGuide68は購入できるようでした。

慣れれば操作性抜群のトラックボール付きKeyballシリーズ

Keyball46の発売当初から気になっていて、今年購入したKeyball61

Keyballはそのほか39キーのものもある、34mmのトラックボールを搭載できるキーボードです。

Keyballシリーズの勧めたいポイント

操作感に慣れは必要ですが、キーボードのみでキー入力とカーソル操作が可能になるのでマウスやタッチパッドなどを置くスペースが不要になります。

操作感もトラックボールの速度をデフォルトの指定で2種類変更でき、キーと組み合わせることでスクロールもトラックボールでヌルヌルな操作ができます。

Keyball設計者自ら経営する、国内2店舗目の自作キーボード専門店「白銀ラボ」が岐阜県高山市にあり、何種類か実機を試せ、ECサイトのTALPKEYBOARD取り扱い商品も販売されています。

分割キーボードの Corneシリーズ

分割キーボードといえばの Corne Cherry(写真下段)、Corne Chocolate(写真上段)をはじめとしたCorneシリーズは、遊舎工房などで販売されている、半田付けが必要なキットのほか、ビットトレードワンが販売する半田付け実装済みの組み立てキット、海外では派生したものもさまざまある、 40%レイアウトの分割キーボードです。

Corneシリーズの勧めたいポイント

コンパクトで40%レイアウトの分割キーボードでカラムスタッガードの構成は自作キーボードの中でオーソドックスな形態でこのキーボードで普通に打つことができれば。自然と他のキーボードの選択肢が広がります。

また、Corne CherryとCorne Chocolateはそれぞれ、MX軸、Choc v1軸互換のキースイッチをホットスワップで差し替えできるので求める打鍵によってキースイッチを変えることもできます。

その他の気に入っている自作キーボード

色々使っている中で使いやすかったキーボードを2つ。

写真上段がREVIUNG41、下段はLain

REVIUNG41はアクリル積層に換装して、無線化に改造している40%レイアウトのキーボード。

Lainはグループバイで去年注文、4月に届き組み上げたアリス配列のキーボードです。

プログラム・コードを主に書くときは数字キーはあまり必要ないので必然的にあまり手を動かさなくてもキーが打てる小さなキーボードでファンクション、レイヤー切り替えを駆使して打つことで定位置に手を置いた状態で仕事に取り組めるので個人的に行き着いてしまうのは40%レイアウトの分割キーボードと考えています。

ここで紹介しているキーボードはあまり癖のないキーボードですが、親指キーでエンターを押したりといった、自作キーボードならではのタイピングに慣れてくるともっと変わった変則的なキーボードも難なく使いこなせるようになり、中には自らもっと使いやすいキーボードを設計していく人もいるので、ぜひ遊舎工房などに出向いて、いくつか手にとって、買い漁ってみてほしいです。

続編、ちょっと癖がありやめられないキーボード。

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