
今年からメカニカルな自作キーボードにハマり、よくYoutubeなどで聴くあの音に近づけるべく色々やったのでまとめておきたいと思います。
本記事の情報は古いため、最新の静音化方法とまとめている記事を追加しました。
→続編:メカニカルキーボードや自作キーボードのほぼ必ずやる静音化対策
静音のキースイッチを選ぶ
最初は職場で使う想定もあったので軽めのサイレントスイッチ(Gateron Silent Clear)を使ったりしていました。これは静かで軽く、打鍵感までは満足しないまでも他の方に打鍵音で迷惑をかけるようなことは減るのでおすすめの方法。
どんなキースイッチが良いのかは、サイレント、その他含め、こちらが非常に参考になります。
→メカニカルキースイッチの好みの話
キースイッチをルブする
キースイッチ内部の鳴りをグリスなどを塗ることでスムーズにしつつ、カサカサしたような摩擦音を減らすことで、違和感のあるノイズを抑えることができるので工数はかかるものの、やる価値がある方法です。
一般的にはキースイッチを開けて、摩擦する箇所にグリスを塗布するのですが、スプレーで行う方法もあります。
→SuperLubeのスプレーを使った実例
手軽ではあるものの、ルブステーションや個別にキースイッチが収まった状態のケースなどを使って、地道に塗布した方が結果的に良い状態になることが多いです。
たまにルブしてもリーフが振動しているような音が出る場合は一旦開けてスプリングを回転させて入れ直すと治ることが多いです。
キーキャップを変える
キーキャップに厚みがある、素材が重いものやダブルショットなど複数の素材をつかったものになると打鍵時の音が低くなる傾向があるので、そのような形のキーキャップを使う方法。
そのほかシリコンなどでできたOリングなどを使う方法もあるのですが、押下時の高さなども変わってしまうことが多いので最近は使わないようになりました。
ケースとPCBの間にシリコンやゴム、スポンジシートを挟む
共振してしまう面積が大きくなると打鍵時の振動が増幅され、音として出てしまうのでそれを防ぐために、ケースとPCBなどの間の空間にシリコンのゴム足やスポンジシートなどを挟み、振動を抑えたり、空気の層を減らして鳴りを減らしたりします。
その際、逆に重い素材で密閉性が保たれてしまうと打鍵時の振動がそのまま下に伝わってしまい、チルトしたりしているとケースとデスクの間の空間で音が増幅されてしまうこともあるので、柔らかい素材や、シリコンのように振動を吸収するものなど、素材選びにも注意が必要です。
私の場合はPCBとトッププレートの間でキースイッチとキースイッチの間に空間がある場合はシリコンチューブを挟んで振動を吸収するようにして、さらにシリコンマット・シートをキーボードの下に敷いて振動や鳴りを抑えています。
実際に使用したもの
キッチンでまな板などが滑らないように敷くシリコンのシートで裏面側に小さな突起があり、デスクに張り付きにくくなっています。食器用の漂白剤も使え、ハサミでカットもできるので、キーボードのサイズに合わせてカットして使うのもいいかもしれません
シリコンチューブ
最初に買った厚み、のものがたまにキツくて難しい時もあるのですが、その場合は切り込みを入れて使うようにしています。ハサミで簡単に切れるのと価格も安いのでおすすめです。
マスキングテープ
ケースではなくプレートを重ねてキーボードを構成するタイプの場合、トッププレートにマスキングテープを貼ることでキースイッチの差し込み口の隙間を埋めることができるので打鍵時の響きを多少抑えるとともに、見た目も変えることができます。
Mt CASAというシリーズの10cm幅がおすすめで、プレートが白でない場合は白のマステを貼った上に貼ると鮮やかになります。
カッターマット
マスキングテープを貼った後、プレートに沿って切るときなど、キーボードを置いたままでも使えるA3ハーフサイズが何か工作したり切ったりする時にも重宝します。
静音化へのアプローチは色々な方法があるのでまた新しい方法でいいものがあれば載せたいと思います。
静音化・打鍵改善を行った時の記事