REVIUNG41、その後の試行錯誤と静音化

マスキングテープで装飾したりしたあとはあまり使っていなかったのですが、Corne Cherry(静音・改善の記事)を使い始めて、似たレイアウトで慣れてきたのでもっと使い心地を良くするべく、下記などを参考に試しにシリコンシートをPCBの上に敷いてみることにしました。

参考
http://oookaworks.seesaa.net/article/481707048.html#gsc.tab=0

実装するまでの大まかな流れ

今回掲載している方法は独自に行なっている方法です。
公式サイトにデータや公式のカッティング方法が掲載されているのでそちらをまず参考にしてみてください。


今回使ったシリコンシートデザインナイフ各種。

シリコンシートは十川ゴムの3mm厚のもの、デザインナイフはオルファのもので替え刃の種類がいくつかありました。

シリコンシートに白いマスキングテープを貼り、その上にREVIUNG41のトッププレートを載せて芯ホルダーで淵を罫書きする。

罫書きしたシリコンシート。

シリコンシートを外縁は若干内側を、キースイッチなどは若干外側をデザインナイフでカットしていく。

カット後、PCBの上に敷いて、スペーサーやネジ穴などに合わせて必要時応じてカットした状態。

キーキャップ以外を全て実装した状態。

ねじ止め後、多少たわみなどで干渉してしまうところなどは潔くカットすると外見上いい感じに仕上がります。

シリコンシートを敷くと変わる打鍵音

肝心の打鍵音は後に載せている動画のところにも記載しているのですが、今までトッププレートとPCBの間で反響していた音がなくなり、全体としては雑味のない状態になったものの、キーキャップの音がそのまま反響して強調されるようになったので、結果的にキーキャップとキースイッチの質で音が変わってしまうようになり、今まで使っていたACUTEキーキャップ+Gateron Ink Black v2では微妙な状態になってしまいました。

そこから色々試行錯誤をして、

  • Durock T1 + ACUTE
  • Alpaca + VORTEX pok3rのキーキャップ
  • AKKO CS Matcha green + VORTEX pok3rのキーキャップ
  • Gateron Silent Clear + VORTEX pok3rのキーキャップ
  • FEKER Emerald + ACUTE

を試した結果、一番下の強めタクタイルと軽快なOEMプロファイルのACUTEの組み合わせで落ち着きました。

これで分かったことは、キーキャップにあまりされないのは静音軸、逆にキーキャップがちゃんと反響して音になるのは強めのタクタイルということでした。

Webカメラなのでフォーカスがブレてますが、タイピング動画を撮ってみました。

撮った時につけていたのは試行錯誤したあとのFEKER Emeraldです。

シリコンシートを入れるまではPCBとミドルプレートの間の反響音でプレートが鳴る音がしていたのですが、それが劇的に収まり、落ち着いた打鍵が得られるようになりました。

静音性を求めるとやっぱりGateron Silent Clear

メカニカルキーボードで静かなHHKBに似た打鍵が欲しくて春に買ったGateron Silent Clearは、やっぱり静かで最近重いキースイッチを使っているので軽すぎる気もするものの、外で使ったりすることを考えると確実にいい選択肢に入ってくれるキースイッチだと思いました。

外で使う想定で静音軸のGateron Silent Clearも試してみました。

軸がかすれる音が少しするものの、キーキャップの反響音などはほぼなくなり、静かになったHHKBのような打鍵になりました。

軽い打鍵になるので早打ちに最適な40%キーボードになります。

結局、打鍵感重視に

静音軸も試し、その後、FEKER Emerald + ACUTEにしてタイピングを撮ったあと、持ち合わせのキースイッチの都合でCorne CherryのLEDが綺麗に見えるのでそちらにEmeraldを移してHolyPandaを採用することにしました。

また、スタビライザーもMEKANISKのものに変更してブレの少ない、硬質なタクタイルの打鍵感のあるキーボードに仕上がりました。

その後、無線化をしました。