今までJSHiFiのケーブルを多く使ってきて、他のメーカーと思い、AliExpressのセールに合わせて16芯高純度単結晶銅+銀メッキ無酸素銅ケーブル のNICEHCK IcyMoon(リンク先はAmazon)を購入してレビューしてみました。
色々なイヤホンを使ってみた感想は、高音域の分離感があり、全体的にクリアに聴こえ、左右の分離がいい。中音域はややぼやけるものの距離感が近めで原音から驚くような変化はないので安心して使えるケーブルです。
本ケーブルのみの感想を書いてもなかなか他との差が分かりづらいので、2種類別のケーブルと比較してみました。
Tripowin Alteaと比べて
4コアの6N単結晶銅ケーブル、低音域の迫力はTripowin Alteaがやはり6N単結晶のメリットなのかとてもよく、逆に高音域の分離感などは16芯高純度単結晶銅+銀メッキ無酸素銅ケーブル のNICEHCK IcyMoonの特徴がうまく出ていました。
アコースティック・アンプラグドの楽曲はウインドーシャドーを通したような印象はNICEHCK IcyMoon、直に近い印象がTripowin Alteaという感じでした。
JSHiFi-VENUSと比べて
銀メッキと古河銅&金銀銅同軸線材 のJSHiFi-VENUSのほうが低音域の迫力が増し、音の定位がしっかりあり、解像度がさらに高い。NICEHCK IcyMoonのほうが比較的距離感が近く、残響感が少ないので聴きやすい。ながらで使用するならNICEHCK IcyMoonの方が好みでした。
TRN T3 PROやNobunaga lab朱雀と比べて
見た目が似ている、純銀使用のTRN T3 PROやNobunaga lab朱雀と比べるとTRN T3 PROはNICEHCK IcyMoonよりも少し音場や音域、出力が狭い印象があり、Nobunaga lab朱雀と比べると朱雀の方が高音ので方がシャープでNICEHCK IcyMoonは全体的に朱雀より少しウォームでした。
手持ちで合いそうだったイヤホンの構成
TRN VX PROはしっかり鳴らし切ることができたのですが、TRN Kirinは元の音源側の出力が低すぎると音域が狭くなる傾向が顕著で、出力を上げるとしっかりなってくれました。VX ProよりもKirinのほうが音域感の構成がフラットで聴きやすかったです。
NICEHCK NX7 MK3/MK4も同様に音域間に違和感なく継ぎ目のないフラットな印象でした。
Kiwi ears QUINTETは高音域がNICEHCK NX7 MK3などと比べ、さらに立体的に聴こえて臨場感が増した印象になりました。
全体として、ある程度出力があれば、どのイヤホンでも問題なさそうであるとともに、違和感のない自然な鳴り方をしてくれるので最初のリケーブルにもすすめられそうでした。
まとめ
今まで使ってきたJSHiFiのケーブルと比べると原音から大きな変化があるというよりも、既存の音をよりよくするような変化が感じられて、違和感なく使うことができるケーブルでした。
ケーブル自体も柔らかく取り回しやすく、価格もすぐ手に届くものでAmazonで取り扱いもあるのでお勧めできるケーブルです。