KZ-AZ20とゼンハイザーBTD 600をiPhone 15 Pro Maxで使ってわかったこと

最近Amazonでも国内発送が開始されて手に入れやすくなっていた(現在は不明)c-pinタイプのイヤホンをTWS・無線化できるKZ-AZ20を、せっかくなので技適未取得機器を用いた実験等の特例制度を利用して、約半年間、日常利用できるかを確認するために使ってみることにしました。

iPhone 15 Pro MaxはUSB type-cなのでゼンハイザーのBTD600で接続をしようとしたところ、ファームウェアのアップデートに関わらず、KZ-AZ20のハイパフォーマンスモードでは音が鳴らなくなり、使用するコーディックに対応していないのかな?という状態になってしまい、また、iPhoneと直接繋いだときと音質の大きな差は感じられずでしたので、BTD 600は使用せずつかうことを先にお勧めしておきます。

今回、試したイヤホンはTRN KIRINTRN VX Proです。

TRN KIRIN

結論を先に言うと、高音が刺さりすぎて、ギラギラしつつ使いづらい状態になりました。

出力自体はすごく良く、音の広がりもあるのですが、平面磁気駆動型でこの価格帯となると難しいのか、それともKIRINの特性が原因なのか、高音域が突き抜けていて曲によってはマスターリングをミスったのかと思うほど他のイヤホンと違って聴こえました。

TRN VX Pro

音圧がかなりでていてダイナミックな印象を受けました。

音の広がり自体はKIRINの方がよいのですが、音・楽器ごとの定位の違いや距離感が感じられるぐらいの解像度で聴くことができたので個人的に満足できました。

ゼンハイザー BTD 600

TWS化するためのガジェットとの相性は対応しているコーディックかどうか次第ではあるものの、なかなか難があるものとなってしまったので、KZ-AZ20でと考えている場合は、あまり優位さもでないのでお勧めできない結果となりました。

まとめ

KZ-AZ20を再生機が対応していないコーディックなどで使おうとすると何がありそうなものの、音圧などを踏まえるとかなり良いTWS・無線化できるガジェットだと思います。

できれば試聴して買いたい商品ですが、ネットのレビューを見ればその人が使ったイヤホンもだいたい記載されているのでその辺りから類推するのが良さそうです。

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