今まで使ったことのない素材の、古河合金と古河合金銀メッキと単結晶銅線材を線材に使っているJSHiFi-NocturneのQDC 3.5mmステレオプラグを購入して試してみることにしました。
手持ちのイヤホンで相性が良かったもの
今回はApple Musicの音源をiPhone 15 Pro Maxで試聴。
UGREEN USB-C to 3.5mmのDACでは、TRN VX Pro。
FiiO Q3 2021では、TRN TA4。がよい印象でした。
出力起因と思うのですが、UGREEN USB-C to 3.5mmのDACでは、TRN KirinやTA4は鳴らしきれず、高音の伸びるところなどで少しノイズを感じました。逆にFiiO Q3 2021でVX Proを使うと低音が出過ぎて、全体的に鈍くなる印象を受けました。
TRN TA4をFiiO Q3 2021でつかう
音の立体感が増してギターの音の立ち上がりや運指のノイズなどが明瞭になったり、しつつ音の定位はTA4そのもののまま、広がりは感じるものの、あまりはっきりしない印象でした。
ディストーションのかかった音なども耳に刺さりすぎず、かといって鈍い反応ではないのでアタックの強い音が多い楽曲も楽しんで聴くことができました。
重低音は、イメージではもっと強くなると思っていたのですが、少し抑え気味になっている印象があり、VX Proでも可聴領域の下に当たるような低い音はあまり強くありませんでした。(Apple MusicよりSpotifyのほうが若干メリハリがある)
TRN VX ProをUGREEN USB-C to 3.5mmのDACでつかう
いろいろ聴いてみたところ、Apple Musicでは少し出力に難があってメリハリがなくなってしまう印象になったのでSpotifyで聴いてみました。
全体的に聴きやすくまとまりのある印象で、定位は少しぼやけた?ひろがった?印象があるものの、パンしているものの移動などはわかりやすかったです。
重低音はちゃんとイヤホン筐体から体に伝わってくるような迫力が感じられ、躍動感のある音が楽しめました。
まとめ
機器の出力によって傾向が変わるので、それに合わせてイヤホンも変えるという使い方がよさそうなケーブルで、このことがきっかけで出力機器と音楽サービス、ケーブルとイヤホンの関係の奥深さを知らしめられました。
UGREEN USB-C to 3.5mmのDACではやはり出力が足りない印象が否めないので、バッテリーなしのバスパワータイプのDACをもう少し模索して手軽にiPhoneで有線イヤホンを使える環境をもっとよくしたい・・・。