20年近くCDからMp3やAAC形式にリッピングして聴いていた音源を少しでも良い音質で聴ければと有線イヤホン+DAC+iPhoneの構成で試行錯誤して自分なりの方法を見つけたので記事にしてみました。
CDの曲をiPhoneで今よりよい音質で再生するためのポイントをまとめると
- CDからのリッピングは可逆圧縮のApple Lossless形式で行い、音質の劣化を防ぐ。XLDなどのアプリケーションを使う。
- リッピングしたデータはiCloudと連携し、iPhoneのミュージックアプリで聴きたい曲をダウンロードしてOnkyo HF Playerなどハイレゾ対応再生アプリで再生する。
- ポータブルヘッドホンアンプ(DAC)と有線イヤホン/ヘッドホンを使うことで、高音質で楽しむことができる。
といったところです。
※リッピング、変換したデータは「私的使用のための複製」の範囲内でおねがいします。
今年の初め頃までは、サブスクの音源で満足できる環境を考えていたのですが、CDは持っているがサブスクにない音源の音質が気になり始め、その改善方法についてまとめています。
目次
3万円台のイヤホンで気づいた音質
2万円ぐらいまでのイヤホンは楽曲ファイルの音質の良し悪しで聴こえる音質の良し悪しに変化があったものの、出力が風聞にあるDACと組み合わせたときの3万円台のものになってくるとハイレゾでなくとも、満足できる音質で聴けることがわかってきました。
そこで、さらに手持ちの音源などを突き詰めてみると、昔リッピングしていたMp3で160kbpsなどの音質で保存していたデータでは聴いていても音域やノイズ面で限界を感じたので、より高音質な状態でファイルにしたいと考えました。
CDからのリッピングをApple Losslessに
まず、CDからリッピングするときのエンコードを可逆圧縮のApple Losslessにしてリッピングすることにしました。
普通にmacOS標準のミュージックアプリでやろうと思ったものの、OSバージョンとM1チップからの不具合なのかBlu-rayディスク対応のドライブで読み込みができず、XLDというアプリケーションを見つけ、リッピングに使うことにしました。
任意のフォルダに変換後のファイルを保存、それをドラッグ&ドロップでミュージックに取り込み、iTunes Matchに契約しているので、クラウドにアップロードが完了するとMac以外のiPhoneなどでもダウンロードして再生できる状態になります。
ポータブルヘッドホンアンプ(DAC)と有線イヤホン/ヘッドホン
元々はワイヤレスイヤホンよりより音で聴きたいところがことの発端で有線イヤホンを使い始め、外で使いたいのでポータブルの小さなDACを・・・という流れから、イヤホンも少しずつ良いものを・・・となって現状にいきつきました。
今の構成はDACがFiiOのQ3かKA13。イヤホンはKiwi ears Quintet かTRN Kirin。ヘッドホンはHarmonicDyne AthenaかAKG K371を使っていて、ひととおりハイレゾの音域はカバーしていて満足は得られているものの、Apple musicなどローカルファイルを再生すると楽曲の状態によって音場が狭かったり、弦楽器などの音の響きが繊細に聴こえないものがあり、この5年ぐらいリッピングし直すか悩んでいたところでした。
Apple musicでダウンロード、Onkyo HF Playerなどを使って再生
サブスクで何千曲単位で年間聴いている状態なのでパソコンで音楽ファイルをリッピングして都度、iPhoneの容量を気にしながら曲をインポートすると言う使い方は楽ではないので、XLDでリッピング→リッピングしたデータはミュージックアプリからiCloudへ→聴くときはiPhoneのミュージックアプリにダウンロードという方法をとっていて、そのほかハイレゾ音源を買っているe-onkyoも連携できるOnkyo HF Player上であればより高い音質で再生できるのでミュージックアプリでダウンロードしたリッピングした曲を聴いたりできるようにしています。
リッピングをし直して、ハイレゾ対応のスペックで聴いた印象
有線イヤホンのケーブルを良いものに変えたとき同様、今まで聴こえてなかった楽器の音まで聴こえるようになった曲があったり、今までは音域が狭い、CDをMDに録音して聴いていたような印象が否めないところが解消したりといったところに気づいたと同時に、CD自体の音質はやはりいいんだなを再発見しました。
約20年前はCDプレーヤー型のMp3プレーヤーで何百曲かのデータを持ち歩き、イヤホンで聴いていたところから、今はスマホにDACとイヤホンを繋いで聴いている状態になり、音質も当時とは比べ物にならないぐらい良質な状態で聴けているが元のCDは同じなのでもっと手持ちのCDを活用して音楽を楽しみたいと思いました。
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