NICEHCK NX7 MK4を使い始めました

Amazonのアプリ通知でNICEHCK NX7 MK4のタイムセールが始まったのがわかり、すぐ購入。前のKiwi Ears Quintetに続いて多種ドライバー搭載のイヤホン。

今までどちらかというとドンシャリでウォームな元気なイヤホンを使うことが多く、違う印象のイヤホンが欲しくて、他の方のレビューなどを見て、NICEHCK NX7 MK4をチェックしており、セールが一押しになりました。

結論としては、同価格帯のイヤホンで初心者に何を勧めるかと言われるとまずはこれを・・・という印象でした。

今回はJSHiFi-Jupiter / VENUSにリケーブルTRN Tipsを使い、再生はiPhone 15 Pro Max にFiiO KA13Kiwi Ears Allegro、FiiO Q3を使いました。

価格以上の解像度と音質

1万円台前半の価格帯を考えるとそれ以上の解像度と音質で手持ちのTRN VX Proと比較すると元気でハリのあるサウンドとゆうよりも、忠実な音作りで、より、中〜高音域の音が聴きやすくなり、低音も聴き分けができる程度に抑えられ、より解像度が増したイヤホンという印象です。

VX Proなどと比べると圧倒的に解像度があり、ブレスの変化や声と楽器の音の分離がはっきりしているので聴きやすく感じました。

一つ気になったのは、曲によっては、ボーカルの音にノイズ?歪み?が僅かに乗る場合があったのでそこはドライバー構成などが原因なのかな?特性かな?と思うところがありました。

JSHiFi-Jupiter / VENUSの違い

JSHiFi-Jupiterでも音の広がりは多少あるのですが、JSHiFi-VENUSに替えると音場の広がりと共に狭い場合の焦点が狭く感じられるようになるのでポップスなどを聴く場合、個人的にはJSHiFi-VENUS一択になってしまいそうな印象でした。

JSHiFi-VENUSでは全体的に満遍なくそして若干ドンシャリな印象で低音が少し物足りなく感じてしまったので、より低音を響かせたい場合はJSHiFi-Jupiterのほうが圧倒的に迫力が出で、エレクトロニカで重低音を響かせるような曲などを中心に聴きたい場合は、JSHiFi-Jupiter、そしてDACはKiwi Ears AllegroよりもFiiO KA13のデスクトップモードONの時が満足できる重低音になってくれました。

Kiwi ears Quintetとの違い

Kiwi ears Quintetとの大きな違いは、Kiwi ears Quintetで楽しめる、弦の質感やベースの迫力の鳴りを耳を通じて感じることができるかどうかというところで、NICEHCK NX7 MK4では音の解像度としての差はあまりわからないものの、響き・鳴りの部分が物理的なドライバーから伝わる動きで感じ取れないので、その部分では単なるイヤホンを超えたリアルな表現はありませんでした。

音そのものは正直NICEHCK NX7 MK4で満足で他の方のレビューなどを見てもあるように聴き疲れしづらい印象です。

JSHiFi-Jupiterを使った時の音の広がりはKiwi ears Quintetのときより感じるものの、JSHiFi-Jupiterより、やはり、JSHiFi-VENUSのほうが分離感や定位含め、解像度が上がって聴こえました。

見た目のところでは、Kiwi ears Quintetはマットな質感のシルバーな外装にロゴの型押しのような意匠、耳に触れるところは黒いプラスティックの筐体。NICEHCK NX7 MK4はプラスティックで金色で縁取りした外装に綺麗なグラデーションの表面、耳に触れる部分は半透明なプラスティックというもので、NICEHCK NX7 MK4のほうが小さい耳におさまりやすいサイズになっています。

まとめ

10年ぐらい前の量販店で買える同価格帯のイヤホンでは、ここまでの解像度や音質を求めることはできなかったことを考えると、2万円出さずに買えるイヤホンとしてはまずこれを勧めたくなるぐらいに良いイヤホンという印象でした。

今のところJSHiFIのイヤホンでリケーブルをしただけなので、次はNICEHCKのケーブルも気になっているものを試そうと思います。