リケーブルでJSHiFi-VENUSとJupiterはそれぞれ聞きたい場面で用途があったので、同じように気になっていた、JSHiFi-Mercuryを使ってみることにしました。
Tripowin Altea(6N-OCC)と比べるとより音の定位が広がり、低音、高音ともに量感が増す印象で、単結晶銅ケーブルで低音が物足りない場合にお勧めしたいケーブルです。
左右、音と音の分離もよく今回はNICEHCK NX7 MK3とMK4ではMK3のほうが分離が良く、MK4はMK3より音の量感が増えて広がり、ぼやけるものの、音の迫力自体が少し増す印象でした。JSHiFi-Mercuryを少し明るくアタック感のあるものがJSHiFi-Jupiterで、そちらよりも音の広がりなど重低音が多いEDMなどで顕著に出てわかりやすかったです。
Kiwi ears Quintetでも試したところ、低音の響きがより迫力を増したので、今のケーブルでは低音が少し物足りないな・・・と言った時に使うと、十分な低音が得られ、低音の表現力の伸び代が増えた印象になると思います。
個人の感想としては少し尖った印象のイヤホンで使うと迫力が増すので楽しいケーブルで一つは持っておきたいケーブルでした。
エレクトロニカなどの低音が強調される音が多い音源以外でもアンプラグドのアコースティックギターなどの筐体の響きがより聴きやすくなるので、楽器をマイクで収録しているような楽曲にも合いそうなケーブルです。
近い価格帯のJSHiFi-VENUSやJupiterなどは特定の音域や音場などで得意なところがあり、それを楽しむためにリケーブルしたりするのですが、このJSHiFi-Mercuryはグラフェンと銀のメッキで中高音域が強くなると想像しがちなのですが、高音もでて、低音域もしっかり出力できる、オールマイティな印象を持ちました。