手持ちのDAC周りはFiiOのQ3(2021)とKA13、Kiwi ears Allegro, TEAC HA-50とあるのですが、メインで使っているQ3,KA13とは違う傾向のものが欲しくなり、据え置きのものなども考えたのですが、ifi audio hip-dac3を選びました。
Spotifyをifi audio hip-dac3を使うと
正直なところ、FiiOのQ3(2021)より価格が高いのにどこが圧倒的に秀でているのか最初全くわからなかったのですが、Q3でSpotifyを使っていると、ハイレゾやロスレスでない場合の音の劣化などが顕著に感じられる楽曲がいろいろあったのですが、ifi audio hip-dac3では、それがなく、むしろ最適な音質になっているような印象が持てるぐらい良質な音に聴こえました。
単にiPhoneなどと繋いだだけでSpotifyなどハイレゾ音質に対応していない再生音源もイヤホンやヘッドホンでいい音で聴ける
FiiO Q3(2021)とifi audio hip-dac3
聴き比べるための設定は音量のみの操作でそのほかは標準の設定で行いました。
SpotifyでそれぞれKiwi ears Quintet にJSHifi-VENUSを繋いで試して見た印象はFiiO Q3のほうが音の分離、距離感はわかりやすく、ifi audio hip-dac3はより出力が高く、音場が厚くなって良く鳴ってくれているので音の輪郭がわかりやすいように感じました。
Apple MusicではNICEHCK NX7 MK4にJSHiFi Jupiterを繋いで聴いて見たところ、FiiO Q3のほうがifi audio hip-dac3より一歩下がったところからなっているような印象でFiiO Q3のほうが低音がより低いところまで出ていて、ifi audio hip-dac3の低音の一番低いところの音はそこまで及ばないものの音圧や、全体的な解像度はFiiO Q3より高い印象でした。
ヘッドホン(HarmonicDyne Athena)では圧倒的にifi audio hip-dac3のほうが音圧があり、しっかり音が出てくれるので、FiiO Q3の出番はあらずでした。
今回FiiO Q3の次として、ifi audio hip-dac3を選んでみたのですが、イヤホンで細かいところをみていくと後者がはやり性能が良いとわかるものの、圧倒的に差があるわけではないのでFiiO Q3を片付けてifi audio hip-dac3を使うと言うよりは曲のジャンルや使うイヤホンで使い分けたりするようになりそうです。