就職活動の前におすすめの一冊と転職前の一冊

金曜日に買った2冊。
まだ読み終えていませんが、内容がよかったのでレビュー
「若者はなぜ3年で辞めるのか?」
まずは就職活動前におすすめのものを。
日経ビジネスオンラインの記事に載っていて探したところ、新書コーナーの光文社新書の棚で発見。内容としては、なぜ3年でやめてしまうのか、その理由と現代日本が抱えている職に関する問題を浮き出してくれる一冊。
なぜ就職活動の前になのか、それは就職活動をしていても表面ではわからないブラックな部分。社会人となって「社会人ってこんなものなのか」と落胆してしまう部分が垣間見れる一冊だから、夢を見、描く社会人像。月9の中の社会人ではない本当の社会人を知るきっかけにきっとなってくれる。
「若者はなぜ『会社選び』に失敗するのか」
こちらは転職前に読んでおきたい一冊。
さまざまな現役社会人に取材を行い、実情とデータを収集した上で書き上げられているので、事実と納得できる理由がはっきりと書かれている。企業特有の行事や制度、どういったスタンスで仕事を行っているのかというところも書かれているので、転職前に一度読んで行きたい企業を見定めるといったことにも使えそうな一冊。
できれば、上の「若者はなぜ3年で辞めるのか?」とあわせて読んで、自分はどういうことがしたいのか、どういう会社が向いているのか考え、行動に移したほうがいい結果が得られるかもしれない。

就職活動に人の影あり

最近話題に上がるニュースの中に
就職活動をしている学生を標的にした犯罪が目に移る機会が増えた。
たとえば、リクルーターを装って近づく会社員、
この資格があれば内定が取りやすくなりますよと大金を払わせる業者。
社会人としての常識のない学生の弱みを突いて騙そうとする大人。
就職活動を成功させるためには慎重に判断することが大事になる。
では、自分ひとりで判断できない場合はどうするのか?
悩んだらまずは友達や親、先生に聞いてみる。もし相談相手がいないなら、無料で受けられる就職サポートサービスを利用するという方法もある。
最後は自分で決断しなければならないけれど、人は社会の中でさまざまな人と関わりあって生きている。だからこそ、他人の意見、第三者の意見を聞くことで本当に自分にあったもの、親や友達が見ても納得のいくものにする必要がある。
今内定を取れない、内定は取れたけれども納得が行かないといった人はとりあえず一度相談するのがいいかもしれません。

就職・転職活動

数年間、就職や転職に関する仕事に関わったり、実際に転職したりして気づいたこと、それはいい仕事に就く=大手大企業に行ける人になる=学歴を重視する教育を受けるという流れが自然に出来上がり、それが結果として早期退職者を産んでしまっているという事実。
中学、高校といい大学に入ることを目標に勉強に励む。その結果、大学入学後、就職活動に入るとき「自分はいったい何を目指していたんだろう、何がしたいんだろう」という悩みができる。そこで自分は何が得意なのか、どういう人なのか自己分析を行い、自分に向いている職を一生懸命探す。
本当であれば、自分のしたい仕事で大学を選び、就きたい職のための準備として大学生活を送れるのがもっとも理想的な流れではあるものの、所謂専門職といわれるもの以外の職は何を勉強すればいいのかすぐにわかることは少なく、結果的に就職活動前期に挫折してしまう人もいる。
それらを防ぐためには高校生活の間にしっかりとどんな仕事があるのか、職につきたいのか、もっというならば自己分析を高校生の間にしておくことも進路を選ぶ上で重要な要素になってくるのかもしれない。大学全入時代と言われているが、実のところ、大学を通っているだけではいい仕事をすることはできない。自分は何なのか、そして何ができるのか、何をしたいのかをよく考え、自分にあった職場と仕事を探す方法を身につけないと、自分にとって辛い社会人生活を送らなければならないかもしれない。
たとえばインターンシップで仕事を体験してみる。自分のしたい仕事と同じ業界や職種のアルバイトを経験してみるなど、学生時代から積極的に活動すればいろいろな経験を積むことができる。今が楽しいからこのままでと思わず、3年、5年先を見て行動することが、後々の自分を苦しめない方法になる。