内定取り消しと理由

つい、3ヶ月前までは内定辞退が企業人事の悩みだったモノが、今では内定を取り消すか、取り消さないかの瀬戸際、もしくは経営が傾き、存続できるかの瀬戸際・・・。
仕事で採用コンサルティングに関わっているとなおさらその風を感じる。
景気・市場の低迷で全体的に下降する状況の中、雇用を拡大することは難しいけれど、10年20年のスパンで見ると労働者数が減り、数十年後には枯渇状態になりかねない。労働者の枯渇となれば、移民の受け入れによる労働者の人口比率の補填という道がでてくる。今をしのぐことよりも、数十年後先を見て若い人材を受け入れ育てる。この苦境を乗り越えた人材は企業の強みとなり、太い柱となる。 現実はそう甘くはないかもしれないが、マネジメント、教育に重きを置いた指導で土台を固めることは出来るのではないだろうか?
新卒の社会人を受け入れるとき、新社会人自身のもつ仕事へのイメージと現実とのギャップが離職に結びついてしまう場合が非常に多くなる。それを防ぐために研修を行い、今までもっていた先入観を取り去り、社会人としてやるべきことを教えていく・・・ しかし、ただ教えていくだけではダメということも忘れてはいけない。 どうすればよいのか?
それを企業に応じて考え、計画し、施行していくのが、採用コンサルティングの仕事。
ただ、ただ、本に書いてあるようなこと、マニュアルをこなしても、人は育ってくれません・・・
的確なフローの形成と、そのときそのときにあったツールの設計。
これをデザインするのも実は自分の仕事・・・。