自作・カスタムキーボードのアルミ筐体でネジ穴が削れた時の対応

キーボードの重い筐体というとアルミがほとんどで、ステンレスなどと比べると軽くて、両手で持てなくはない重さなので扱いやすいのですが、留める際のネジ自体はステンレスなど硬質な物が多いので何度も強く締めてしまうとねじ山が壊れて止まらなくなってしまいます。

自分自身も何度か経験があり、いろいろ試して一番効果があった方法を掲載しておきます。

万能なロックタイトを使ってネジ穴を作り直す

いわゆる、万能補修パテで金属やプラスティック、木材にも利用できる、ロックタイトでネジ穴を埋め、再度ピンバイスでネジ穴を開け、ネジ止めをした状態で完全硬化させる手順で修復しました。

補修の際使った物

実作業時の写真

今回は2つあるネジ穴の下の方を補修しました。
ピンバイスなどで穴を確実にした状態で棒やすりで整えました。

その後、ロックタイトで穴埋め。
その際は爪楊枝で埋め込み、細いヘラでならしています。

その後、重ねる上のプレートを載せた状態でピンバイスでネジ穴を開けて位置調整を行いました。

ネジ止めした状態で丸1日置いて、特に変化がない事を確認し、その後問題なく使用できています。

筐体を開けること自体はあまりないので、ネジ穴が緩くなること頻度は低いのですが、PORONシートでプレートを調整したりする際はネジを外す必要があるので、年に数回はこの作業が必要となり、いろいろ試行錯誤した結果、今の方法で一旦は落ち着きました。