今年はロースタッガードのキーボードを色々使っていて、60%のD60 liteやM0110、40%のPOSEIDON40など、全てHHKBな配列のものを使っているのですが、まだ40%でHHKB&分割なものを持っておらず、2023年最後のキーボードにと、気になっていたMaglit40を組み立てることにしました。
組み立ての詳細については公式のビルドガイドを参照の上、この記事も参考にしていただけると幸いです。
3Dプリントなケースを準備する
Boothで購入したキットにはケース自体はついていないので、自分で3Dデータを自分でプリントしたり、業者に発注してケースを作成してもらう必要があります。
今回はPCBで昨年お世話になったJLCPCBに発注することにしました。
さまざまな種類があるのですが、色々悩んだ挙句、ブラックフライデーなどで割引も多少あったこともあり、今回はレジン製で白い8111Xと真っ黒なImagine Blackの2種類を発注。
12月の2週目に無事届いてImagine Blackは少し半乾きだったりで片方を、乾燥させつつ、業者に問い合わせ、2日ほどで乾かすことができましたが、内部にサポートが残ったりしていたので、真っ黒のレジンはプリントが難しいようでした。8111Xは色も硬度も良い仕上がりでした。
左右を凹凸を合わせて繋げるためにポール部分を少し棒やすりなどで整え、しっかりはまるように調整しました。
ケースとPCB間の静音化
半田付けの詳細については今回は省略・・・
PCBの裏面にはマスキングテープ、ケースとPCBの間は上下ともPORONのシートをしたものとスイッチパッドをPCBの上に貼ったもので静音化を目指すべく対応。
PCBの上にPORONシートを入れるのが狭くてかなり難しかったです。
PCBの上のPORONシートはPOSEIDON40のマウントプレートをベースにある程度カットして、そこからMaglit40のPCBにキースイッチを刺した時の幅などを確認しながらカットしました。
正直にいうとマウントプレートとPCBの間にPORONシートをしても、スイッチパッドを貼ったものと比べて静音化したかはわからず、それよりは左右をつけた状態で密閉性が上がった方が確実に打鍵音が良くなり、PCBの下のPORONシートを3mm厚のものにすると1.5mmなものよりも効果がありました。
使用感
今回は2種類のケースを発注したので、色違いの2つのMaglit40を組み上げ、キーキャップは両方AKKO MDA Profileのもの、キースイッチはEverGlide Aqua KingとJwick Vertex V1を使ったものにしました。EverGlide Aqua Kingを使用して使ってみたところ、POSEIDON40と比べると打鍵時の音がケースにも良く伝わり、マウントプレートの硬さを反映している印象を受けました。
底打ちの音はアクキンなのでうるさくなく打ち心地はとても良いです。そして圧倒的に本体が軽いのもよいです。
Jwick Vertex V1が届いたので、それも試してみたところ、こちらはThockな向きな打鍵になり、底打ちの音がうるさすぎず、NovelKeys Creamと比べても押下時に引っかかりがないのでとても気に入りました。
組み立てる時の半田付けで磁気ポゴピンの向きを合わせると、2台の左右をそれぞれ入れ替えることができるので、他のキーボードではできない色合わせやキースイッチを左右で変えるといった面白いことができます。
タイピング動画
タイピング動画はスイッチ別にそれぞれ録ってみました。
キーマップ
POSEIDON40で使っているキーマップをベースに増えているキーなどに対応した状態にしています。
まとめ
2023年最後になるであろうキーボードはMaglit40になりました。
POSEIDON40もとても気に入っているのですが、出先で使うために持ち運べる重さのキーボードで40%ロースタッガードということでMaglit40を選んでみました。
3Dプリントのケースで側面と底もしっかりカバーできるので打鍵もよく、自分好みのキーボードを手に入れることができました。