就職・転職活動

数年間、就職や転職に関する仕事に関わったり、実際に転職したりして気づいたこと、それはいい仕事に就く=大手大企業に行ける人になる=学歴を重視する教育を受けるという流れが自然に出来上がり、それが結果として早期退職者を産んでしまっているという事実。
中学、高校といい大学に入ることを目標に勉強に励む。その結果、大学入学後、就職活動に入るとき「自分はいったい何を目指していたんだろう、何がしたいんだろう」という悩みができる。そこで自分は何が得意なのか、どういう人なのか自己分析を行い、自分に向いている職を一生懸命探す。
本当であれば、自分のしたい仕事で大学を選び、就きたい職のための準備として大学生活を送れるのがもっとも理想的な流れではあるものの、所謂専門職といわれるもの以外の職は何を勉強すればいいのかすぐにわかることは少なく、結果的に就職活動前期に挫折してしまう人もいる。
それらを防ぐためには高校生活の間にしっかりとどんな仕事があるのか、職につきたいのか、もっというならば自己分析を高校生の間にしておくことも進路を選ぶ上で重要な要素になってくるのかもしれない。大学全入時代と言われているが、実のところ、大学を通っているだけではいい仕事をすることはできない。自分は何なのか、そして何ができるのか、何をしたいのかをよく考え、自分にあった職場と仕事を探す方法を身につけないと、自分にとって辛い社会人生活を送らなければならないかもしれない。
たとえばインターンシップで仕事を体験してみる。自分のしたい仕事と同じ業界や職種のアルバイトを経験してみるなど、学生時代から積極的に活動すればいろいろな経験を積むことができる。今が楽しいからこのままでと思わず、3年、5年先を見て行動することが、後々の自分を苦しめない方法になる。