ソーシャルネットワークの大数

数百万というユーザーと数十万というコミュニティ。
SNSとはいうものの、ひとつの文化や自治体が作れてしまいそうな総数。
実際、そこから生まれてくるものは的を得たものが多く、ニッチな部分をしっかりと押さえることができている。
今までも2ちゃんねるの投稿から発展したツールや書籍が出ているけれども、自分を見せることのできるSNSではもっとビジネスや生活に直結している印象がある。
SNSがWeb上で大きな影響力を持ちつつある、
そしてひとつのメインストリームになろうとしている。
仕事の関係上いろいろなサイトを見る機会が多く、近頃思うことは、
ソーシャルネットワークやソーシャルブックマークを活用できれば、
かなり無駄な時間が避けるということ。
たとえば、あのCMの曲って誰の曲だろ?
渋谷でおいしいカレーが食べたい…
といったことも検索サイトで検索するよりもはるかに早く、SNS上で検索をかけるとでてくる。
検索サイトで検索できる文字は数億の枠を軽く超えている。
しかし、SNS内では「人」によってフィルターがかけられ、誰かが必要としている情報のみが結果的に掲載されている。
今まで階層化して蓄積されてきたことが「タグ」という形で重層から並列+大小へと変化しているものが多くある。
自分が必要としている情報が他人にとっても必要な情報なのかロボット検索ではそこまでひとりひとりにあった検索結果を出してはくれない。
けれども「人」によってタグ付けされたものは、少なくとも、自分と同じプロセスを経てほしい情報にたどり着いた人と同じ情報を共有することができる。そして複数のタグを扱えることで、自分自身のみが行ったプロセスを経て、ほしい情報を得ることが容易になってきている。
リンクからリンクへとネットサーフィンをしていた時代から、ロボット検索を使って自分のほしい情報を得ていた時代へと変わり、次は、自分以外の人が組み上げてきたプロセスを活用して自分のほしい情報を得ることができる次代へ。
これがWebのあるべきの形ひとつではないでしょうか?