転職という選択肢

台湾から帰る飛行機のなかで新聞を読んでいると転職に関する記事がいくつか書かれていた。
帰国後、電車の中には人材バンクや転職サイトの広告。
この数年、終身雇用制度以外にも選択肢があるなかで、人材紹介・派遣などの支援企業が軒並み凄まじい勢いで成長している。少子化などの波で新卒を採れない企業が中途を採用することで雇用を確保するという構図も一般化し、第二新卒という言葉が存在する日本でよりいっそうの雇用難という自体になったとき、政府はどのような政策を打ち出すのだろうか?
ドイツのように他国から労働者を受け入れるのか、それとも他に選択肢があるのか。
今は定年を先延ばしすることで確保できる枠も、いずれは消えてしまう(生きている上で永年というものは絶対的に存在しない)
人材紹介支援を行う企業は紹介し、契約が成立するとその人の年収の2割から3割のマージンをもらうことで成り立っている。そしてそのマージンの比率は年々増している。そのような中でこの10年で発展してきたWebという枠、転職サイトなどだけで安定した、確実な採用を確保できるのか? それともWebでの採用は単なる選択肢の一つに過ぎず、他の方法、もっと言えばWebのみに特化するというサービスは今度も生き続けていくことができるのか、私にはそこに疑問を感じる。