Magicforceのテンキーのキースイッチをlike Holy Pandaに換装してみました

GK61XSの発送が遅延し続けている間に、自作キーボードキットの7sProを注文してしまったので、それを作る前に半田付けの要領を思い出そうということで、手元にあったGateron redのついたAmazonで買った白色バックライト付きのMagicforceのテンキーのキースイッチを換装することにしました。

作業前の状態。
無地のキーキャップを使っていました。

キーキャップを取り外したところ。
キースイッチにLEDが挿さったタイプの電飾レイアウトでした。


今回はLEDを再度つけることはしないものの、向きを忘れると大変なのでLEDを横から端子の向きがわかるように写真に撮っておきました。

とりあえず、ハンダゴテやスタンド、ハンダ吸い取り器は用意していて、キースイッチとLEDのハンダを吸い取って取り外す手前までは順調だったのですが、ハンダを吸い取る要領がなかなか掴めず、21個のキースイッチに2,3時間かかってしまいました。(ハンダ吸い取りはエンジニアのSS-02を使ったこちらの記事がうまくできました

その間にハンダ吸い取り線を買って試したりもしてみたのですが、結局は新しいハンダを盛った上で、ハンダのついている外したいLEDやキースイッチの端子の奥までハンダが解けるようなるべくハンダゴテをホールの奥まで当てる。

そして、ハンダ吸い取り器の吸い取り口の中央正面をホールに挿さっている端子の真ん中付近に向けて吸い取る→うまくいくと端子の周りのハンダが吸い込まれる、失敗した時はもう一度、無理な場合ははんだ吸い取り線、それでもだめだっだらハンダを当てつつ、逆側からキースイッチやLEDを引き抜いていくという荒技・・・
の繰り返しで無事キースイッチとLEDを取ることができました。

ハンダを吸い取るのがものすごく難易度高いです。
専用のガンタイプの機械だと楽なのかもしれないですが、高価なのでそれだけのために買うかといくと微妙なところ・・・

その後、Feker like Holy Pandaにキースイッチを変更して半田付けしました。
半田付けの際にちゃんと通電するかPCなどに繋いだ上でキースイッチを置き、押した時に反応するかを見て確認しました。

キーキャップはNpなKBDfansのMac風のキーキャップ。

約半日仕事になってしまいましたが、無事キースイッチを付け替えまでできることができました。
次はいよいよ7sPro。

その前に土曜日鎌倉の明月院へ行ったのでその写真もブログに掲載予定。

テンキー(Magicforceテンキーパッド赤軸)


20年ほど前のMacであった筐体が透明なキーボードに似たタイプのテンキーで端子がmini usbの代物ですが、キースイッチがMX互換なので半田付けができる環境であれば、キースイッチも交換できます(保証外)

使った工具など

ハンダゴテ

電源にUSB-C PD の12Vに対応したモバイルバッテリーやコンセントが必須ではあるものの、温度管理ができるので扱いやすいです。

ハンダゴテスタンドなどのセット

ハンダゴテが高温になるので置き場所に必ずあったほうがいいです。
金属のクリーナーに通すと汚れも大体落ちてくれます。

はんだ吸い取り器


シリンダー型の吸い取り器でコツがいります。
便利ですがYoutubeなどでやり方を見てから使いながら要領がやっと見えていくぐらいの難しさがあります。

はんだ吸い取り線

定番。

はんだ


鉛が入っているので使いやすいですが、ハンダ吸い取り器から出たハンダや煙には注意、そして手洗いも忘れずに。

あると便利だった工具

電動ドライバー


慣れると手動よりもねじ山が壊れないぐらいの強さで回転するこのドライバーはおすすめです。
一般的な木に穴を開けたりできてしまうものだと強すぎるので、ペンタイプで回転数が少ないものが良いかと思います。

シリコンマット

デスクが汚れたりハンダで焦がすようなことを防げ、ネジを一時的に置く場所にもなるのであって損はないです。

ハンディクリーナー

ハンダ吸い取り機からでたハンダなどを掃除するのに便利なクリーナー。

少し大きいですが、コーヒーの粉をこぼしたりした時などにも便利。
しかし充電がmicrousb・・・

USB扇風機

ハンダの煙などを直接吸わないように、また適切に作業している部位の温度を下げるためにあると便利。旧モデルはスタンドが斜め下に向けられます。

ということで、来月はいよいよ本格的に自作。