
ZiiGaat Horizonのレビュー、前回はニュートラルな楽曲に忠実になりやすい視点でケーブル、DACを選択して行ったので、今回はほしい音を求める路線で手持ちの機材でいろいろ試してみたのでよさげだった組み合わせをまとめていきます。
目次
ifi HIP-DAC3 + JSHiFi-金烏
ifi HIP-DAC3の設定はIEMatch、POWER MATCHを使う前提でJSHiFi-金烏を使用したケースになります。音場の広がりは強調されないですが、音の強弱が明瞭になり、ボーカルが前面に出て、サブベースはそこからしっかり出る印象で、X-BASSを使うことでさらに低音を引き出すことができ、他の組み合わせで気になる低音のイヤホンからの歪みも幾分抑えられている印象です。繊細さが前面に出ることはない、アナログライクでifi HIP-DAC3ならではといった形の組み合わせになります。
ifi HIP-DAC3 + DUNU LEOケーブル
IEMatchはON、POWER MATCHやX-BASSはOFFでしっかり低音まで出る組み合わせでした。定位や音の広がり、ギターのカッティングなどの繊細さが楽曲通り忠実にしっかり出る印象で、リップやブレスも聞き取りやすい傾向がありました。個人的な印象としては、Cayin RU7 + Tripowin Alteaで感じるストイックさをより聴きやすい方向に引き込んだ組み合わせでした。
FIIO BTR17 + DUNU LEOケーブル
私の中でFIIO BTR17を使うときの正解のリケーブルは、DUNU DaVinciやITOなどに付属している、LEOケーブル。
音の広がりや音の分離感、サラウンドな定位も非常にバランスよく、リップやブレスなども強くなりすぎずちょうどいいところで表現ができている、非常に扱いやすく聴きやすい組み合わせ。
たとえばフレットレスなベースのアタックなどは甘くなるので、そういったところを求める場合は単結晶銅のケーブルを選択するのが正解です。
FIIO BTR17 + JSHiFi-VENUS
JSHiFi-VENUS では、DUNU LEO同様に音の広がりや音の分離感、サラウンドな定位も非常にバランスがいい組み合わせで、違うところがリップやブレス、アタックなどが若干繊細になり、ベースが甘くなるところ。
アンプラグドでよい音色をとなれば、JSHiFi-VENUS。より生々しいボーカル、音色となればDUNU LEOという印象でした。
2つのスタイルからわかること
最初のレビューと今回のレビューからわかるのは原音を忠実にする路線と、現代のポタオデシーンで求められるDACやリケーブルによって得られる、意図した明瞭な音の変化のどちらにもバランスよくあわせられるポテンシャルの高いイヤホンであるということでした。
個人的には原音に忠実な音が好きなのですが、心地いい、定番のDACやケーブルを使ってブレのない、安定感のある音質と使い心地という面で、ZiiGaat Horizonはとても使いやすいイヤホンです。
特にほしい癖のあるイヤホンがあるわけではないが、5万円以下の価格帯で持っていない解像度の高いイヤホンがほしいとなったときに、Kiwi Ears Orchestra Liteとあわせておすすめしたいイヤホンです。
そして、手持ちのDACの傾向とちがうDACということでiBasso DC07PROを購入したので、このイヤホンの使用感など含め、また近々記事にまとめてみます。
