サードウェーブコーヒーでたどり着いたところ。

巷で話題のサードウェーブコーヒー。「丁寧に淹れたコーヒー」と思ってまとめている人がいてちょっと驚いたりもするけれど、今までのコーヒーと大きく違うのは、コーヒー豆が持つ本来の特徴を楽しめることだと思う。

昨年、9月に初めて口にしたゲイシャ種のコーヒーは、本当にフルーティで、木に生っていたものだということを気づかせてくれた。

普通に喫茶店で飲めるコーヒーは焙煎がしっかりしていて、酸味があまりないものがほとんどだけど、サードウェーブだと豆の種類・産地・育てた(採った)農園などを厳選し、本当にこだわるところであれば1本の木から採れた豆しか使わない。それをベースに深く焙煎をせず、豆本来の香りを残した状態で淹れてくれる。酸味は強くなり、それとともに香りも際立つ。

こだわりという一言で言うとあっさりしているが、煎り具合や挽いた豆の粗さ、水の硬さ、温度や量などを綿密に測って淹れられるコーヒーは作る風景も見ていて楽しい。