
iBasso Jr. Macaronを5000円ぐらいで購入できる機会があったので、実際に購入、レビューをすることにしました。
購入の動機は、価格もなのですが、まず最初に手に入れるであろう価格帯で扱いやすいドングルDACであること。使用者が多いところなど踏まえ、記事を読んでくれる人と同じスペックでイヤホンやリケーブルのレビューができるのでは?というところがありました。
結論を言ってしまうと、同じ構成のものを既にいくつか持っているなかで人気のFIIO KA13と聴き比べても正直、出力の大きな違い以外は2つ共を持つ意味はない、普通に使えるエントリーモデルという感想になりました。また、Macchiatoという液晶付きモデルも存在します。
今回は、iPhoneでレビューを行い、イヤホンは、いつもどおり、Kiwi Ears Orchestra Liteと、ZiiGaat Horizon、そして、AFUL PERFORMER 5+2を使って確認。また、Android向けのアプリによる設定は行っていません。
目次
率直なドングルDACとしてのレビュー
後述で同じようなことを何度も書いているのですが、他のさらに高価格な同スペックの製品などと聴き比べなければこれで十分といえるDACでした。
iBassoらしい高音の刺さりそうな印象があるものの、ポップ、アンプラグド、テックハウス、グランジからハードメタルまで何でも対応できる癖のないDACといえる製品です。
癖のあるDACしか持っていない際に、何かベーシックなDACをと考えた場合、価格面で問題なければ、Amazonや中華イヤホンを取り扱っている量販店であれば買える手軽さも含めて、候補にいれていいドングルDACです。
最初のドングルDACとして
このドングルDACは得意不得意といったところはなさそうで、CS43131をデュアルで搭載しているDACとして入門機としてもおすすめできます。操作性についてボタンが一つで音量の確認や細かい設定の変更はできない仕様なので、まずスマホ本体から良い音で聴きたい、そして操作は簡単なものをという人にすすめたいドングルDACです。
今、CX31993などを使用したUSB-C変換プラグなどを使っていて、手に取りやすい価格帯からはじめたいという、ステップアップしたい人にちょうどいいDACではないでしょうか。
価格故の使用感について
iPhoneで使用する場合、iPhone側の音量操作は無効になり、Macaron本体のボタンで操作が必要になります。また、音量調整時にボタン操作をしても音量が変わらない・効かない場合はプラグ(iPhoneに接続している側)を差し直す必要があるので、注意が必要です。
iBasso DC07PRO との違い
どちらも他社のDACなどと比べると癖と呼べる特異な傾向はないのですが、音の繊細さとその表現というところは、DC07PROの方が圧倒的・明瞭に表現できている印象です。
また、その明瞭さを聴き比べると、見た目で表現するとディスプレイがベゼルレスになったような差があるのですが、実際、聴き比べない限りは特に気になりませんでした。
音のまとまりはiBasso Jr. Macaronのほうがあるように感じ、全体的な広がりとその粒度となるとDC07PROがやはりいい。となる、やはり、DACチップが倍であるが故の性能差を感じました。
面白いところでは、AFUL PERFORMER 5+2の場合、iBasso DC07PROでは中低音が出すぎて重い、疲れるような印象になり、Macaronの方が聴きやすい印象だったので、実際のところは、手持ちのイヤホンとの相性や好みで選ぶ必要があるというのが感想です。
FIIO KA13 との違い
聴き比べても、出力以外はあまり差がわからず、音量操作についてFIIO KA13はiPhoneでも操作でき、音の定位はFIIO KA13の方が立体的なので、改めてiBasso Jr. Macaronをという選択は完全に好みの範疇になると思います。
iBasso CB19Cで音は変わるのか・・・?
iBasso CB19Cを繋ぐと、DC07PROのような明らかな差が生まれると言うより、全体的なまとまりが良くなる。高音域のサ音のホワイトノイズのような印象がなくなる。低音の立ち上がりなどの輪郭が少し明瞭になり迫力が少しよくなるといったところで、劇的にDAC自体のポテンシャルが上がるといったところではないので、自分の好みを踏まえた上で選択肢の一つとして考えた方が良さそうでした。
まとめ
既に自分の気に入っているDACがあれば、この製品はいらない可能性が高いですが、自分の好みではない、メジャーなメーカーの癖のないエントリーモデルという点で、自分の好みとの差異に気づける製品でもあり、今回手を伸ばしたのは、他のDACをレビューする際に違いを気づくきっかけにiBasso Jr. Macaronを使ってみようという意図がありました。
実際の結果としては、同社の上位モデルのiBasso DC07PROとは、iBasso CB19Cなどを使った際の音の立ち上がりなどの差が緩やかだったり、ハイブリッドドライバー構成のイヤホンで鳴り方が違ったり、聴きやすくなったりと、スペック表だけではあまりわからない違いがよくわかるようになりました。
とりあえず、職場で有線イヤホンで音楽を聴きたいといったところや、まずドングルDACを使ってみたいといったときに、候補に挙げたい製品といえる、iBasso Jr. Macaronでした。
他の製品レビューも掲載しているのでもし良ければ、参考にしてください。
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