自分が中華イヤホンを始めるきっかけになったKZ AS16、その後継のKZ AS16 Proを構成含めてさらに進化させたKZ AS16 Pro Xがアリエクのセールで6000円を切っており、購入したのでレビューを残しておきます。
KZ AS16を使い始めた時はリケーブルができることは理解しつつも、どれを選べばいいか分からず、3.5mmステレオジャックで聴くことが主だったので、4.4mmの世界も全く知らずでした。そこから約2年、リケーブルやポタアン、サブスクなど音源の選び方もなんとなく掴めてきたので、初心者でも手に届きやすい構成で聴いて書き残してみます。
バランスのいい8BAイヤホン
最近使っているイヤピースのTRI角笛はKZ AS16 Pro Xの本体が大きいこともあり、普段使っているMサイズではなくSサイズにしてなるべく奥まではいるようにしてみたところ、遮音性、迫力共に増してくれました。
音の傾向は、KZらしく?元気な印象と様々なジャンルでオールマイティに使えそうなバランスの取れた音で銀メッキされた単結晶銅ケーブルなどとも高音が刺さりすぎるようなことがなく相性が良い傾向があり、低音もダイナミックドライバーほどではないものの、迫力のある低音が出る印象でした。
FiiO KA13などを使った時にアンプラグドではホワイトノイズが聴こえる音源もいくつかありましたが、逆に言えばブレスなど繊細なところもちゃんと聴けるイヤホンに仕上がっています。一つ残念あのは相変わらず、本体が8BA積んでいることもあり、大きなこと。小さいともっとイヤピースの選択肢も広がると思いつつ、このサイズだから低音がしっかり出るのでは?とも思ったり。
一番好みだったリケーブルはJSHiFi-VENUS
試しに、自分が中華イヤホンを始めた初期に買ったケーブルなども試して、ちゃんと聴けるケーブルだったのはTRN T3 PRO、Nobunaga lab朱雀、JSHiFi-VENUS、NICEHCK SnowWing、NICEHCK GreyDragonでした。
一番好みだったのは一番気に入ってるケーブルのJSHiFi-VENUSで音場の広がりや
まだこの記事を出すタイミングでは、レビュー記事を書いている途中なのですがNICEHCK SnowWingは音の分離がよく、そして距離が近い印象でイヤホンを通じて音源の特性をしっかり伝えてくれる印象でした。
そこからさらに低音を綺麗にしっかり鳴らすような印象だったのがNICEHCK GreyDragonでした。重低音はフルBAには物理的に動かして迫力を伝える手段がないので骨伝導やダイナミックドライバーのような振動はないものの、しっかり鳴ってくれます。
まとめ
最近、BA以外の色々なドライバーを積んだイヤホンを好んで選んでいたので、久しぶりにフルBAのイヤホンを聴いて、昔と比べて音が良くなったなという印象が強くなりました。
気に入って使っているNICEHCK NX7 MK4と比べると、多数の種類のドライバーを使っている方が音の表現の幅が圧倒的に広く、比べてはいけないという答えになってしまうものの、価格面を踏まえて考えると、バランスよくちゃんと鳴ってくれるフルBAである、KZ AS16 Pro XはNICEHCK F1 PROと比べても、セールで7000円を切る価格、リケーブルを含め、扱いやすいのでおすすめです。