便利になっていくWebとリテラシーの確保

このチカッパブログは、投稿時に従来の入力フォームのような書き込み欄を使って書き込むのですが、編集時は見た目がそのままの状態で文字をクリックすると入力した文字が編集に可能となるAjaxを使った使いやすいGUIを装備している。
同じようにプレビュー時とまったく同じデザインのページ上で編集できる、一種のWYSIWYG機能を備えたサイトが増え、便利になった一面はあるものの、「見た目」を先行するがゆえにセキュリティー面が追いついていない現状を指摘する人もいる昨今。一般的にWebが浸透してきた今だからこそ必要なものは何なのか考えることが増えてきました。
最近よく感じるのは、昔は教えてくれる人は周りにはおらず、自分で本片手にもしくは検索エンジンを使って血眼になって調べたりすることを普通にしていた(これはオタク?)のですが、最近は、教えてくれる人は周りにいる。運がよければ、わからないことを解決してくれる人がいるために、リテラシーを確保できずにWebを利用している人が増えているのではないかというところ。
そうなってしまうとテレビやラジオ、新聞などでは味わうことのできないインタラクティブな面がわからず、見るだけのWebになってしまう。
Webは基本的に文字情報によってすべてのコンテンツが仕分けられているのでキーとなる文字情報(たとえば、見出しやタブの要素)と検索方法が身についていれば、ほしい情報はほとんどの場合すぐに手に入る。しかし、自分から調べるもしくはWeb上で調べようとする意思表示を行わずして情報を手に入れられるがゆえに、自分で調べることができない人が増えているのではないかと最近思うようになってきた。
これが今後、どのような社会現象に発展してしまうのか… 私は危惧せざるえない。
これからはスキル+メディアリテラシーの時代。

Web上での致命的な能力不足?

グーグル幹部、「ウェブの生みの親」リー氏のセマンティックウェブに疑問を提起
上記記事内にあるBerners-Lee氏のコメントに理想論では、一向に進みそうにない現状を物語っている印象を受けた。Webマスターと呼ばれる人、もしくはWebに従事している人(ディレクターやデザイナーだけでなくライターなども含めて)に最低限、知っていて欲しいスキルや用語は何なのかと考えると、どこまで知っているべきなのかその領域を確定するのはかなり難しい。
このようなことはWebに限らず、紙面、映像各分野でもあると思うけれども、
まだ、完全な成熟期を迎えていない中、まったく知識のない状態からWebの仕事を行っている人と数年来携わり、知識を身につけている人が共存している中で、自分の中では当たり前と思っていることでも、相手から見るとまるで外国語のように見えてしまうことが多々ある。
日々、問題定義が上がる中で、解決するための「標準」を見据えたボーダーラインを政府や公共の団体が決めてくれれば、一番楽なのかもしれない。
それを望めない今は、スペシャリストの助言を基に手探りで指針を作っていくしかないのかも知れません。

GW中のWeb探索 ~~

面白いサイトなどを見つけたので幾つか紹介します。
+81 Ecode
日本発のクリエーターズカルチャー誌「+81」が送る、環境とデザインをプロジェクト「+81 Ecode」。
企業の環境への取り組みや優れた公共システムなども紹介していますが、それよりも注目したいのは、コラム。日ごろデザインや制作に携わっていると目に入らない実情を垣間見れる。
http://www.plus81.com/ecode/
CSS Import™ 
CSSを使用してデザインされている優れたサイトを掲載しているサイト。
これからトレンドになっていくであろうCSSデザイン、その限界に挑戦しているサイトがいろいろ載っています。
このサイトのいいところはブログ形式になっているため、更新情報をRSSで取得できるところ。これは便利です。
http://www.cssimport.com/
トーキョー☆ブックマーク 私の東京お気に入り。
関西ではおなじみ、DJ谷口キヨコさんのブログ。
彼女の視点から見た東京、そして京都のお勧めどころなどが見れます。
http://kiyop.tokyobookmark.jp/
何か目新しいサイトを見たいときは、クリエーターのブログを中心にネットサーフィンをすると面白いサイトが見つかるかもしれませんよ。

Web2.0 実は…

今日、フットサルへ行く途中、本屋へ寄ったのですが、そこでWeb2.0ではなく、
「WebDesigner 2.0」というタイトルの本を見つけ、思わず買ってしまいました。
発行は2005年の1月。 そう、Web2.0という言葉が出る少し前に出たことになるこの本。
中身はWeb2.0を踏まえた一冊の本。
CMSやCSS、XHTMLなどにも触れていてWebDesignerには必読かもしれません。
最近、講習会をやっていたりしても思うことは、Webでは、ただ、見た目を作るのではなく、そこに文語的もしくは機械的に理解できる構造を作ることが大事だということ。
紙に出力するとそれは見た目のみで判断すればいいのかもしれないけれど、Webでは人だけでなく、機械が理解しないことには表示すらしてくれない。
単に文章を書いて、画像をおけばいいのかというとそうではない。
これからのWebはセマンティックWeb。らしい。
この次のWebをもうそろそろ模索しなければ…

WEB2.0キーワードブック

Web2.0 キーワードブック
Web2.0 キーワードブック
SE編集部
仕事の合間なので詳細は省略…
昼休みに本屋で見つけました。
WEB2.0という括りで26のキーワードについて、
Web業界で活躍されている方々が論述もしくは説明している本。
WEB2.0という括りを抜きにしても今のWEB業界で必須となるキーワードについて書かれているので、必読だと思います。
またレビューを載せます。

Web上での致命的な能力不足?

グーグル幹部、「ウェブの生みの親」リー氏のセマンティックウェブに疑問を提起
上記記事内にあるBerners-Lee氏のコメントに理想論では、一向に進みそうにない現状を物語っている印象を受けた。Webマスターと呼ばれる人、もしくはWebに従事している人(ディレクターやデザイナーだけでなくライターなども含めて)に最低限、知っていて欲しいスキルや用語は何なのかと考えると、どこまで知っているべきなのかその領域を確定するのはかなり難しい。
このようなことはWebに限らず、紙面、映像各分野でもあると思うけれども、
まだ、完全な成熟期を迎えていない中、まったく知識のない状態からWebの仕事を行っている人と数年来携わり、知識を身につけている人が共存している中で、自分の中では当たり前と思っていることでも、相手から見るとまるで外国語のように見えてしまうことが多々ある。
日々、問題定義が上がる中で、解決するための「標準」を見据えたボーダーラインを政府や公共の団体が決めてくれれば、一番楽なのかもしれない。
それを望めない今は、スペシャリストの助言を基に手探りで指針を作っていくしかないのかも知れません。