ドングルDACサイズでBluetoothでiPhoneと繋いで使える、Bluetooth DAC/アンプ のFiiO BTR13がセールで8千円台中ぐらいだったので購入してみました。
技適認証の承認自体は2024年8月に取れているようなので、FiiOのアプリで認証番号が確認できない限りは半年間、技適未取得機器を用いた実験等の特例制度を申請して利用していきます(FCC IDは申請されたものと同じでした)。日本国内の正規品であれば技適の認証番号が記載されていると思います。
使う際の気になるところは日本語表示に現状対応できていないところぐらいで、4.4mmバランスケーブルをそのまま使え、CS43131をデュアルで搭載し、価格が1万円前後のBluetooth DAC/アンプと考えると有線イヤホンをスマホなどで本格的に使う入門のDAC/アンプとしてもおすすめの製品です。
ゼンハイザー BTD600を使う・使わない時の違い
iPhoneの場合は扱えるコーデックがiPhone と直に接続するとAACになるのですが、BTD600を介すことでaptXが扱えるようになります。
音量はどちらでもBTR13とiPhoneの音量はそれぞれ独立しており、BTD600と繋いだ時の方が少しだけ音量が大きく感じられました。
SpotifyをBTD600経由で再生するとAptX48kHzでBTR13へ送信できるため、AAC44.1kHzと比べて高音域、低音域ともに少し音域が広がる、音の強弱も少し大きくなる印象でした。
電波については鉄筋コンクリの部屋でAirPods Proでは2部屋先に行くと音が途切れたりするのですが、BTD600+BTR13の組み合わせでは全く問題なしでした。
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KZ-AZ20との違い
FiiO BTR13はiPhoneとBTD600を介した接続でも特に難なく接続できるところとFiiO ControlでEQなどの設定がアプリからできるところが非常に便利。また、ドングルDAC同様に使用できるので複数のイヤホン、ケーブルの付け替えも楽でした。
KZ-AZ20は本体ケースにイヤホンも一緒に収まるので耳につけた状態で過ごす場合は一番嵩張らずすみます。
音質面ではFiiO BTR13の方が出力が高いので、KZ-AZ20と比べ、聴ける音量の状態になるイヤホンやヘッドホンのバリエーションが増え、またケーブルを変えることによる音質の変化も見込めます。
FiiO KA13と比べると
音はKA13の方が出力に余裕があるように感じるぐらい太い印象でした。
使い勝手は、FiiO BTR13が電源を入れないと使えないところはあるものの、ディスプレイで視覚的に音量の調整や出力の状態をみることができるので便利でした。
移動先で使うことなどを考えるとクリップがついていたり、プラスティック筐体で扱いやすいところも踏まえ、Bluetooth DAC/アンプのFiiO BTR13の方が使いやすいです。
まとめ
最近のBluetooth DAC/アンプとしては小型で音質も良好なのでこれから始めようという人や、ドングルDACを外で使うのを躊躇するような人にも勧められる製品でした。
過去振り返ると15年ぐらい前はbluetoothのオーディオアダプターといえばSBC全盛で今のようなCD並みの音質やハイレゾといったものはまだまだ先で遅延も普通にあった時代だった頃からBluetooth接続でイヤホンを使ったりしていて、当時はソニーやオーテクのものをよく使っていました。
昨年ごろから耳にかけてイヤホン本体を接続するモジュールタイプをよく使っていたのですが、BluetoothタイプのDACであればリケーブルによる音の変化も楽しめ取り回しも楽なので、FiiO KA13を無線対応にしたような構成のBTR13は扱いやすく、USB-DACとしてPCにもスマホにも繋げる便利なBluetoothオーディオアダプター、DACでした。
販売先については日本国内発売日前後に追加予定です。
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