サイバーパンクなデザインのDUNU TITAN Sのレビュー

DUNU TITAN Sは、製品発売が2021年末でリリースから3年近く経つイヤホンで、小さな筐体に11mmの液晶ポリマーダイナミックドライバーを搭載してる1DDイヤホンで音の傾向は少しドンシャリであるものの、繊細な表現ができる、アリエクなどでセール価格が1万円以下のまとまりのいい印象のイヤホンで、今年新たにデュアルチャンバーダイナミックドライバーを搭載したDUNU TITAN S2が販売開始されています。

色々なイヤホンやDACで試した率直な感想はケーブルやDACの変更などで基本的な特徴が変わることなく、金属筐体の恩恵で反応がいいケーブルでは迫力がより伝わるようになったり、高音に特徴のあるケーブルでは少し耳に刺さり気味になるような印象はあるものの、特に相性が悪いケーブルはなさそうでした。
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Tripowin Altea

ピアノの打鍵時のアタックやバスドラムの音、ベースの低音の響く振動などがしっかり耳に伝わる迫力があり、アタックの立ち上がりがしっかり出るので繊細さも表現できていました。

ベースが強くてもクリーンギターの抜けは別のドライバーから鳴っているかのようによいので幅広い音楽に対応できる印象でした。

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NICEHCK GreyDragon

音の繊細さや左右の距離感がある分離感など解像度が上がる印象がありました。Spotifyの音源でもきれいに聴こえ、本当に相性のいいイヤホンが見つからなかったので、DUNU TITAN SにNICEHCK GreyDragonを常用でいこうかなと考えています。
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NICEHCK SnowWings

リップまでわかる解像感としっかり空間を感じる音場があるのですが、NICEHCK GreyDragonと比べると距離感が近くど真ん中から聴こえ、低音の迫力などもしっかり耳に伝わる印象でした。

定位の音像が真ん中なので、ずっとながら聴きをするのには少し向いていないかもしれません。
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JSHiFi-Mercury

全体的にNICEHCK GreyDragonと似た印象であるものの、音像が少し近く、音が伸びるような感触が残るので、音の広がりを感じつつ、サスティーンが効いた音源は少し後に残るような印象でした。

EDMなどでビートを刻むような楽曲は少しもたついたような、まったりした印象になってしまうかもしれません。
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JSHiFi-Nocturne

ドライバーの振動を少し耳で感じられる程度に音圧が増して、中低音域が強くなる印象で、音場は多少広がるものの、真ん中の定位は近い印象でした。

ジャンルで言うとエレクトロニカやロックと相性が良さそうでした。

FiiO BTR13 + SENNHEISER BTD600

ケーブルにNICEHCK GreyDragon を使用して試聴したのですが、Spotifyなども低音までしっかり出る印象で、Amazon MusicのSD音源も劣化を感じずに楽器の音もしっかり聴くことができました。

まとめ

DUNU TITAN Sは、発売から3年近く経つイヤホンですが、今でも十分に通用する音質とコストパフォーマンスを持っています。11mmの液晶ポリマーダイナミックドライバーを搭載した小型の金属筐体は、様々なケーブルやDACとの組み合わせで柔軟に対応し、基本的な音の特徴を保ちつつ、それぞれの特性を活かせる点が魅力です。

音質面では、やや「ドンシャリ」な傾向がありながらも、繊細な表現が可能で、ピアノのアタックやバスドラムの迫力、ベースの低音の響きなどをしっかりと伝えます。同時に、クリーンギターの抜けの良さも確保されており、幅広いジャンルの音楽に対応できる懐の深さを持っています。

ケーブル別の評価では、特にNICEHCK GreyDragonとの相性が抜群で、解像度と分離感が向上し、Spotifyの音源でも十分に美しい音を楽しむことができました。その他のケーブルでも、それぞれに特徴があり、ユーザーの好みや聴く音楽のジャンルに合わせて選択できる柔軟性があります。

DAC使用時の印象としては、FiiO BTR13とSENNHEISER BTD600の組み合わせで、低音域までしっかりと表現され、Amazon MusicのSD音源でも劣化を感じさせない再生品質を示しました。

総じて、DUNU TITAN Sは1万円以下で入手できるセール価格を考慮すると、非常にバランスの取れたイヤホンと言えます。様々なケーブルやDACとの組み合わせを楽しめる点や、幅広い音楽ジャンルに対応できる柔軟性は、音楽愛好家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。特にNICEHCK GreyDragonとの組み合わせは、このイヤホンの潜在能力を最大限に引き出し、日常使いのメインイヤホンとして十分な性能を発揮してくれそうです。

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