
7N OCC銀メッキとアルミ銅合金ミックス 7N高純度を使用したケーブル、NICEHCK SnowLunaのレビュー記事です。Amazonで34%オフクーポンが利用できたので購入してみました。ケーブル自体は太めですが、硬さは控えめで取り回しがよく、様々なイヤホンと組み合わせて試してみました。
目次
BQEYZ Winter Ultraとの組み合わせ
6N単結晶銅のケーブルと比べると中音域が少し控えめになり、ドンシャリ傾向の音質特性を示しました。低音の迫力と分離感が前面に出てくる一方で、ボーカルと演奏との分離感がしっかりと感じられます。低〜中音域の音の量感があるため、中〜高音域が少しこもり気味に聞こえる印象がありました。
TRN TE Proの場合、フィルターを設定しないとホワイトノイズが少し出る傾向にありましたが、フィルター設定を入れることでその効果に応じて該当音域の迫力が増す特徴が見られました。
BQEYZ Winter Ultra https://amzn.to/4eByQIY
NICEHCK NX8との組み合わせ(ノズルフィルター除去)
6N単結晶銅のケーブルと比較すると、ディストーションなどの高音部のささりが目立たず、より自然なバランスの取れた音質を実現しています。特にハイレゾ音源・対応アプリでは音の広がりや残響音などがしっかりと表現され、ボーカルと楽器の分離も優れています。重低音もしっかりと出ており、全体的にバランスの取れた音質を楽しむことができました。
NICEHCK NX8 https://amzn.to/3Bboz8M
NICEHCK F1 PROとの組み合わせ
全体的に音の分離感が良く、バランスの取れた音質特性を示しました。6N単結晶銅のケーブルと比較すると中低音域の量感が少し減った印象がありますが、全体的なバランスは保たれています。
NICEHCK F1 PRO https://amzn.to/4eCMg7w
Kinera Celest Plutus Beastとの組み合わせ
全体的にハリがあって元気な音質特性を示し、低音の迫力がしっかりと前面に出ています。残響の伴った音は左右両方からバランスよく聴こえ、空間表現も良好です。センターの定位はど真ん中より少し遠い位置に感じられ、独特な音場を形成しています。
Kinera Celest Plutus Beast https://amzn.to/3AVIU1Y
まとめ
NICEHCK SnowLunaは、様々なイヤホンとの組み合わせで異なる特性を見せる興味深いケーブルでした。特に音の分離感とバランスの良さが特徴的で、多くのイヤホンで良好な相性を示しました。太めのケーブルながら取り回しの良さも両立しており、価格を考慮すると非常に魅力的な選択肢と言えます。
ただ、一部のイヤホンではフィルター設定が必要になるなど、ハイブリッドドライバー搭載のイヤホンを中心に使用するイヤホンやDACなどとの相性の良し悪しがあるので、その辺りも見極めての検討が必要です。
NICEHCK SnowLuna https://amzn.to/4js36Ke