KZ AN01、ノイズキャンセリング機能搭載イヤーフック型 bluetoothモジュールのレビュー

ノイズキャンセリング機能が搭載された、イヤーフック型のbluetoothモジュールののレビュー記事です。

本製品は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度を利用した上でレビューを行っています。日本国内での一般利用には所定の位置に技適マーク及びに承認番号の記載が必要になります。

最初に結論を書くと、ノイズキャンセリング機能はあまり期待できず、音量が小さい時に外音取り込みとともに、若干効果があるかなという程度でした。音質は、KZ AZ20には及ばないのですが、FiiO BT11などLDACなどに対応したbluetoothアダプターを使うことができれば、iPhoneでもイヤホン次第で3万円クラスのTWSと同等の音質が見込めます。

そして、ケースは溝がないので開けにくいです・・・。

KZ AN01の今回追加されたノイズキャンセリングモードは左側のイヤーフックのボタンを2秒長押しすることで外音取り込み・ノイズキャンセリングオン・オフの切り替え、右側のイヤーフックのボタンを 3回押すことでハイパフォーマンスモードの切り替えという操作方法でした。

一般的な2pinタイプのイヤホンを使うためにはqdc-2pin変換アダプタが必要になります。自分は使っているのはです。

目次

音質について

iPhoneに直に接続した場合の音質は、端的にいうとAnker Soundcore Liberty 4 ProやAirPods Pro2などのTWSよりも高音質な表現をイヤホン次第で見込めるので、セールなどで5,000円強の価格でワイヤレス化する選択肢としては、良い製品だと思います。(日本で技適認証が済んでいれば・・・)

FiiO BT11を使った場合

マルチポイントに対応しているので、iPhone場合にFiiO BT11とKZ AN01を両方繋いだ状態からiPhone自体のbluetoothをオフにしてからペアリングしてFiiO BT11とKZ AN01を繋げば、それ以降は他の機器とFiiO BT11をペアリングしない限りは簡単にKZ AN01と接続してくれるのが楽でした。

iPhoneでFiiO BT11で接続する場合、音量が小さいのがいちばんの難点ですが、ハイパフォーマンスモードLDAC接続になると、低価格なケーブルで有線接続する時よりも高音質で、SpotifyよりもAmazon musicやApple Musicのほうがすぐわかるぐらい高音質でした。

さらにApple MusicからFiiO BT11へ出力する場合は楽曲がDolby Atmosに対応している場合の音質はとてもよかったです(ヘッドトラッキングには非対応で音場が広がりサラウンドのような印象でした)

BQEYZ WInter UltraやNICEHCK NX8ではApple Musicのロスレスでボーカルのリップなどもしっかりわかるような繊細さまでしっかり表現できている音質で聴くことができました。

まとめ

Technics EAH-AZ100を購入して使っている時にこのKZ AN01を使うと、ノイズキャンセリング機能やアプリで設定が変更できるなどのところで雲泥の差があるのですが、比較的低価格で、有線イヤホンの特性がしっかり伝わるイヤーフック型のbluetoothレシーバーとして、KZ AN01の魅力を感じました。

FiiO BT11を接続できればiPhoneでもLDACを有線イヤホンで楽しめるので、イヤーフック型のbluetoothレシーバーを持っていない人で興味がある人は2pin -qdc変換アダプタとともに導入して試してみるのは良いかもしれません。

個人的な範疇ではiPhoneと直に接続してApple MusicやAmazon Musicであれば、特に問題なく、Spotifyでは少し音質が辛いロスレスは偉大だな・・・というところでした。

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