
ガジェット紹介ブログメディアの「ギーク・スタイル」がドメイン取得、公開から1ヶ月立ったので、現状のデータなどを少し公開してみます。
正直なところ売り上げにまだまだ貢献していない(0ではない)、アクセスもまだまだ少ないのですが、ClaudeやGrokに聞く限りは順調なようで、同じように生成AIを使って記事作成をしてアフィリエイト・・・!と頑張っている方の参考になれば幸いです。
現状の記事数やインデックス、検索パフォーマンスなど
2025年3月18日現在、記事数は65記事あります。1ヶ月で65記事というと、1日平均2記事以上のペースで更新していることになります。
Google Search Console上のインデックス登録数はカテゴリーページなど含め42です。記事数に対するインデックス率は約65%となっています。新規サイトとしては悪くない数値ですが、まだ全ての記事がインデックスされるには至っていません。
検索パフォーマンスは開設から、合計クリック数47、合計表示数317、平均CTR14.8%、平均掲載順位27.3、クエリ数は43です。平均CTR14.8%は業界平均と比較しても良好な数値で、タイトルやメタディスクリプションが検索ユーザーの関心を引けていると言えそうで、まだ平均掲載順位は2ページ目後半ではあるものの、新規ドメインとしては健全な成長カーブ?というところです。
記事作成のワークフロー
記事を作成する際のワークフローは以下のような流れでやっています。できる限り10分以内で、長くても30分以内で収めるようにしています。極力、効率を高め時間のコストを抑えて、毎日できる、もしくは事前にストックが作れる体制で臨んでいます。
- 記事内容の選定
ギーク・スタイルの場合は、思いつきや普段気になっているもの、実際に使っているものベースで調べて商品を選定する、もしくは、これまで投稿した記事内容と検索クエリなどを分析した上で、新しい領域を模索したりしています。Search Consoleで拾えている検索クエリを分析して、関連性の高いトピックにも広げる戦略を取っています。 - 記事に掲載する商品情報の取得
商品が決まったらPythonを使いAmazonAPIにアクセスして商品情報を取得、マークダウン方式の記事データファイルを出力して、記事作成に必要な情報の入ったファイルを作成。この自動化により、商品画像URL、価格、説明文などを手作業で入力する手間を大幅に削減しています。 - 記事データの作成
商品内容に合わせたプロンプトを使い、2.で作成したファイルをClaudeに添付して記事をマークダウン方式で作成。プロンプトはジャンルごとにテンプレート化しており、SEO視点も含めた構成になるよう工夫しています。商品レビュー系、比較記事系、ハウツー系など、記事タイプに応じて最適なプロンプトを使い分けています。 - 記事の入稿準備
3.でできたマークダウン方式の記事をUlyssesに貼り付け、必要であれば自分もしくはClaudeに修正や調整を依頼して、記事を編集します。特に見出し構成や導入部分は読者の関心を引くために重点的に見直しています。また、キーワード密度やメタディスクリプションの最適化もこの段階で行います。 - 記事の入稿と表示確認
Ulyssesから書き出しで、設定したブログへ書き出し、WordPressの管理画面上から最終チェックを行い、画像などが表示されているかを確認、問題なければ公開します。特にモバイル表示での見え方や読み込み速度にも注意を払っています。
以上のような流れで記事を作成、また、Pythonを使ったマークダウン方式のファイルを使い生成AIを通じて記事更新の元データをUlyssesから更新→書き出しすることで既存記事の更新も可能にしてエコシステムを構築しています。
このサイクルにより、一度構築したフローで継続的にコンテンツを生産・メンテナンスできる仕組みが出来上がっています。
実際にかかっているコスト・ツール類
価格は昨今の円相場などで変動するので書かないですが、下記が有料のサービスで使っているものです。初期投資を抑えつつも、作業効率を高めるツールには積極的に投資しています。
- ドメイン購入(年間契約)
- サーバーレンタル料(月額)
- Ulyssesのサブスク(年間契約)
- Claude Proのサブスク(月額)
- Xのサブスク(月額)
その他のツール
ベースはMacでシェルとUlyssesとVSCodeを使って記事作成をしています。
あとはたまに、Grokで画像作成したり、過去に自分が撮影した写真を使用することもあります。
- MacBook Air(M1):メイン作業マシン
- Python(Amazon APIをローカル環境で動かすバッチ処理など):データ取得・加工の自動化
- Ulysses:マークダウン記法でのライティング環境
- Visual Studio Code:コード編集、Python開発環境
- WordPress(テーマファイルはGeneratePress):サイトプラットフォーム
- シェルスクリプト:定型作業の自動化
WordPressとプラグインについて
functions.phpを活用して、SEO周りと見出し一覧作成、関連記事の表示などの処理はスクラッチのコードを追加しています。プラグインに頼りすぎると表示速度に影響するため、必要最小限のカスタマイズコードで運用しています。
現状トップページはデフォルトのものを少しカセットを調整した状態で使っているのですが、新たに違うレイアウトの固定ページを作成、テストを繰り返していて、形になった時にそちらに差し替える予定です。A/Bテストを行いながら、ユーザーの滞在時間やクリック率が高まるレイアウトを模索中です。
また、モバイルファーストのデザインを意識し、スマートフォンでの閲覧体験を特に重視しています。Core Web Vitalsの数値も定期的にチェックし、パフォーマンス改善を行っています。
まとめと今後
うまく検索結果のインデックスにのり、検索クエリも増えていくまではまだまだ疑心暗鬼なところが多いですが、記事作成のノウハウなど、実際にやらないとわからない多くが学べ、次に活かせればいいかなと考えています。
特に生成AIとPythonを組み合わせた効率的な記事作成フローの構築は、今後のコンテンツ制作における大きな資産になると感じています。技術的なハードルはありますが、一度システムが出来上がれば、スケーラブルなコンテンツ生産が可能になります。
通常は半年〜1年程度収益化までかかるみたいなので、今はコツコツとコンテンツを充実させつつ、フローや経過の中で出てきた数値などを分析して先に進んでいきたいです。Google Search Consoleのデータを注視しながら、インデックス率やCTRの改善、検索順位の上昇に焦点を当てていく予定です。
また、今後は単なる商品紹介だけでなく、実際の使用体験や比較記事など、より付加価値の高いコンテンツも増やしていくことで、サイトの信頼性と専門性を高めていきたいと考えています。
このブログの成長記録も定期的に共有していきますので、同じように奮闘されている方々の参考になれば嬉しいです。