覚え書き アイディアの出し方

師走を前に淡々と仕事をこなす日々、
週末は台風がくる中、本屋にいたり、木が折れたりなど…
最近、自社媒体以外のものの仕事が増え、自分に一任されるような形のものも増えてきて楽しい限り。昔はアイディアが枯渇したらどうしようなんて考えていたのが嘘のように、数日あればクライアントに出せるレベルのものをあげれるようになった。商品企画でも用いられるアイディアの産み方もしくは転換の方法は、大きく(小さく)してみてはどうか?、強く(弱く)してみてはどうか?、回転させてみてはどうか?、正反対にしてみてはどうか?などの基本的な方法があるらしい。
それらと意味が通じるか、道理にかなったものか、方向性は合っているかと考え吟味していくといろいろなアイディアが出てくる。
自分が仕事でアイディアを出すときはまず、内容やテーマで連想する言葉をできるだけ多くあげていく。そしてそれらの中でビジュアルとして表せるものをまとめ、絞っていく…といった方法で進めていくことが多い。最初からビジュアルで始めるのではなく、言葉から始める理由は、〜〜な感じだからというのではなく、「○○」「□□」といった具現化された簡潔な言葉で説明できるというところのメリットが高い。形容詞や形容動詞を理由の末端にもっていこうとしても三者三様のイメージができてしまい、結果として曖昧な表現になってしまう。
それよりも言葉という三者それぞれが同じ答えを思い描いてくれるもののほうがより自分の考えた意図やコンセプトを理解してもらうことができる。
そして何より大事なことは、1点に集中して雑念を消すということ。あれもこれもといろいろ考えていても結局は中途半端に終わってしまうので、仕事は案件ごとに頭の中を一度フラットにしてから次を行うようにしている。そうすることでアイディアの幅が狭く成らずにすむ。
頭の中に残らないアイディアはいいアイディアにならない。
ふと思いついたいいアイディア。それをノートに書き、数日後見てみるといいアイディアでない場合が多いように感じる。それよりも頭の中にいつまでも残るアイディアはより磨かれ洗練された形でアウトプットできる。書いたからといって一度頭の中から消してしまうのではなく、何度も何度も頭の中でブラッシュアップしていけるようになると、忘れていたアイディアがふとしたときに別のものと結びついていいアイディアになるときがある。
こんなことを書いているとアイディアが出ずに悩んでいたことが嘘のように感じる今日この頃。
なんていいつつやっぱり悩む!けれども、近頃はストイック+ベーシック+サプライズの3つで何とかなっているらしい・・・