圧倒的な定位感を誇るBQEYZ Winter Ultra のレビュー

試聴して印象が良かった骨伝導ドライバーとダイナミックドライバーで構成する、BQEYZ Winter Ultraを購入したのでレビュー記事にまとめました。

SNSなどで見ると、とても人気があり、価格を見ると躊躇するものの、量販店で試聴ができることもあり、実際に試聴し、きれいな音のダイナミックドライバー+骨伝導ドライバーという印象で癖が強いというよりも聴きやすいイヤホンという印象で購入にいたりました。

目次

全体的な音の特徴

このイヤホンの音の特徴は、左右の分離感や楽器の定位がはっきりしており、解像度は価格相応に高め、音場は狭くなくリケーブルで変化する傾向が見られました。

全体的にどこかの音域で癖が出て聴きづらい楽曲が出たりということはなく、またAmazon Music/Apple music/Spotifyのハイレゾの有無で大きく音質が損なわれることもなかったので、サブスク配信で音楽を聴く人にも勧められる音作りという印象です。

イヤーピースの選択について

骨伝導ドライバーを搭載しているため、できる限り耳と筐体が触れるようにしたいため、イヤーピースの選択が大事で、TWS対応のAZLA SednaEarfit Crystalでは、高さは良いものの、イヤピースの耳に触れる部分の面積が少なくて安定せず、SpinFit Omniでいい装着感が得られました。

個人的にはTRN Tips(AmazonでM,Lサイズが今欠品?)が一番収まりが良く音も好みでした。

リケーブルについて

標準ケーブルは、他のケーブルと聴き比べるとドンシャリ傾向に聴こえ、USB-DACなどの傾向も音に出やすい印象でした。

他のケーブルを使うと、特に音がおかしくなったり、変な傾向が出るようなものは自分の手持ちでは見つからず、JSHiFi-VENUSでは音の横広がりがより出て、同じメーカーのJSHiFi-Jupiterは標準ケーブルと比べると音が上下左右に広がった印象になり、標準ケーブルは音量を上げると中低域が強くなる傾向があるが、JSHiFi-Jupiterは穏やかという印象でした。

NICEHCK SnowWingsは標準ケーブルと比べると中低音域の強調がおだやかになり、音の広がりが明瞭になりボーカルが聴きやすくなる印象でNICEHCK GreyDragonは音の広がりはほどほどに中低音域のボリュームが上がりつつ、高音域などが刺さることがないので迫力はありつつ聴きやすい印象でした。

BQEYZではWinterのリケーブル用の高品質なケーブルとしてRimeを用意しています。

USB-DACとbluetooth対応のモジュールなどとの相性について

USB-DACでは製品の特徴が明瞭に出やすい傾向がありました。

自分の手持ちで試したものでは、TRN TE ProよりもFiiO KA13の方が音の迫力があるものの標準ケーブルでは、中音域が少し減り、ドライな傾向がありました。TRN TE Pro でJSHiFi-VENUSを繋いで、TRN TE Pro のフィルターをNON OSにするとホワイトノイズが出てしまったため、フィルターの設定を変更してホワイトノイズが消えた状態で使うようにしています。

bluetooth対応のモジュール、アダプターについてはFiiO BTR13KZ-AZ20を試したところ、KZ-AZ20の方がリケーブル分の減退がないのか迫力があるように聴こえ、FiiO BTR13はUSB-DACのKA13ほど迫力が増す傾向はなかったので、気軽に高音質な環境を求めるならKZ AZ20などのような出力が高いbluetooth対応のモジュールをおすすめしたいです。

購入先について

BQEYZ Winter Ultraの購入先については、ヨドバシカメラなどの量販店やAmazon、アリエクなどさまざまなところで購入できるので、ポイント還元や値下げなど考慮し、選ぶことになると思うのですが、Amazonにおいては販売元がAmazon、LINSOUL-JP、kukaka、eイヤホン以外の場合は、よくわからない企業や個人情報取得目的に出品の場合があるので注意が必要です。

私の場合は月に1度ぐらいの頻度である、kukakaのタイムセールで購入しました。

ヨドバシカメラの場合は店舗でAmazonなどのセール情報をみせるとポイントを差し引いた価格で憂慮してもらえる場合があります。

まとめ

今回は購入前に試聴したり、同じ価格帯のイヤホンを聴き比べしたりして、あまり癖の強くない使いやすそうなイヤホンとして、BQEYZ Winter Ultraを選んだのですが、リケーブルやUSB-DACなどを色々試して変化を楽しみつつ、あまり減退する体験がないので他の方に勧められるイヤホンで、今までは移動中に使うイヤホンの音質は多少諦めが入るのですが、このイヤホンであれば移動中も自分が持っている一番いい環境で聴くことができそうで、移動中も試して本記事などの加筆する予定です。

今年初旬に購入したKiwi Ears Quintetと同様、専門メーカーの3万円以上の価格帯のイヤホンになるとサブスクの音質に関わらず、とてもいい音の体験ができ、満足度も高いので、購入頻度を増やすことは難しいですが、今後もいいイヤホンを探し求めていきます。

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