iPad mini 6と自作キーボードで作る理想の作業環境

10年近く愛用してきたiPad Pro 第2世代のOSアップデートが、セキュリティアップデート以外は終了してしまいました。そして、MacBookよりも大きなサイズで持ち運びに不便さを感じることも多く、2年ほど前からiPad miniの導入を検討していました。

今回、を購入。スリングバッグにもすっぽり収まるサイズで、Magsafeリングを取り付ければスマホスタンドにも設置できる手軽さが魅力です。外出先での使い勝手をさらに向上させるため、様々な組み合わせを試しています。

目次

Magsafeリング + スマホスタンドの最適解を見つけた

iPad mini自体の重量は軽いので、SpigenのケースのAppleロゴ部分にを貼り付け、と組み合わせています。

この組み合わせのメリットは:

  • 角度がある程度調整できる
  • 足の位置を変えることで大きく2つの高さで調整可能
  • デスク上のモニター下でキーボードに被らない絶妙な高さで固定できる

また、も活用し、デスクではiPad miniが浮いた状態で使えるようにしています。安全面を考慮し、デスクとiPadの間の高さはキーボードが一つ入る程度のスペースに留めて、落下時の破損リスクを最小限に抑えています。

USB-C接続の恩恵:MacBook用アクセサリが使える

Magsafeリング使用時は、を使うとさらに便利です。「Magsafe対応スタンド + USBハブ + iPad mini」という構成で固定でき、非常に使い勝手の良いドッキングステーション状態を構築できます。

LightningからUSB-C端子への変更により、USB2規格ながらもUSB-Cハブが使用可能になったのは大きなメリット。キーボードやマウス・トラックパッド、SSDなど複数デバイスを接続する際の選択肢が大幅に広がりました。

Ulysses/Notionで場所を選ばない執筆環境

私の場合、WordPressへの書き出しやnoteへの原稿貼り付けでUlysessを愛用していますが、Notionも含めて、パソコンとiPad間でシームレスに同じ原稿や文章を扱えるのは本当に便利です。場所を選ばず、思い立った時に文章を書き進められるようになりました。

Pythonでの分析作業などが不要な場合は、ChatGPTやClaudeのアプリを入れておけば、検索や分析といった作業もカバーできるので、さらに作業効率が向上しています。

自作キーボードなら無線+トラックボール付きが最強

iPad miniとキーボードの組み合わせを調べると、薄型折り畳みタイプやロジクール製品を使用している人が多いようですが、私はBluetooth無線対応でトラックボール付きのものを好んで使っています。

cocot46-lpとcocot46の使い分け

cocot46-lp

  • 持ち運び重視なら、ロープロファイルで単4電池程度の薄さが魅力
  • 外出先での使用に最適

cocot46

  • 打ちやすさ重視で、一般的なMXキースイッチが使用可能
  • デスクでの長時間作業に適している

どちらもトラックボールが小さいながらしっかり反応し、カーソル移動だけでなくスクロール操作も快適。画面にタッチすることなく、一通りの操作ができるのが大きなメリットです。

elephant42 BMPの魅力

こちらはカーソル操作が基本的にできない(キーアサインでキーによる移動は可能)タイプですが、打鍵感と打ちやすさが抜群。分割レイアウトでデスク上でも場所を取らず、無線分割キーボードとして重宝しています。

現在はキットの販売がありませんが、過去記事を参考にPCBやアクリル、部品などを個別に発注・組み立てることで入手可能です。

音響環境の充実

Technics EAH-AZ100とNetflixで臨場感ある視聴

スタンドに固定することで、タッチ操作のみで音楽や映像の操作が可能になり、はワイヤレスなのでiPadとの距離も気になりません。

12.9インチや32インチ4Kディスプレイのサイズには敵いませんが、どこへ行ってもワイヤレスで迫力と臨場感のある視聴ができるので、この組み合わせは本当におすすめでNetflixやAmazonプライムビデオ、Spotify、そしてDixim Playを使ってNASやJCOMのSTB経由でテレビを見たりしています。

FiiO BT11を使った最適解も模索中です。

FiiO BTR17 + 有線イヤホンで手軽に高音質

日常の移動中にUSB-DACを使うのは少し難がありますが、新幹線や飛行機、デスクでいい音質を楽しみたい時にと有線イヤホン・ヘッドホンの組み合わせが便利です。

スタンドを使って立てかければ、iPad miniを持たずに片手でプレイリストなども操作できるので、FiiO BTR17の使用頻度が格段に上がりました。

有線で直接iPad miniと接続すると充電ができなくなるため、McdodoのUSB-Cを充電とオーディオ向けに分割する変換アダプター(前モデル)やUSB-C/PDに対応したハブなどを利用し、充電しながら使用しています。L字型の変換アダプターを使用すると、iPad miniを横向きにしてもコードが横に飛び出して邪魔になることもなく、非常に便利です。

まとめ

iPad mini 6と自作キーボード、各種アクセサリの組み合わせにより、持ち運び可能でありながら本格的な作業環境を構築することができました。特に文書作成や軽いクリエイティブ作業においては、デスクトップ環境に匹敵する快適さを実現できています。

コンパクトながら妥協のない作業環境を求める方には、この組み合わせを強くおすすめします。

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