
生成AIを使ってブログ記事を書く際、「AIっぽい」文章になってしまうことは多くの方が感じる課題と考えています。
私はこのブログで「Amazonで買えるリケーブル用のJSHiFi ケーブル(2024年10月)」、「Amazonで手に入る予算2万円以内の人気ワイヤレスイヤホン(2024年末〜)」といった記事を作成する際に生成AIを用いて、コンテクストの実態が見える状態に短時間にできる方法がわかってきたので、それを検証する意図もあり、「ギーク・スタイル」というブログを立ち上げ、より精度を上げる試みを続けています。
この記事では、実践的な手法とコツを手短にご紹介します。
実際に生成AIを使って記事を書く時に気を付けているところ
使用している生成AIはClaude Proなので、その場合の気をつけているところの要点をまとめると、
- プロンプトの選定や調整をアウトプットをみながら行う
- 記事の構成は自分自身である程度考える
- 記事構成をマークダウン方式など、生成AIが認識できる形で添付する
- 0ベースで生成AIにかかせるのではなく、要点や何を伝えたいかを必ず伝え、コンテクストを明確にして行う
- 実際に自分の書いた記事を読み込ませることで文調を近くする
というところで、端的にいうと編集者がライターに記事作成をお願いする場合に必要な情報や意図、構成などは全て渡した上で、記事作成を生成AIが行うという形をとることで、文字列は長いが結局何を伝えたいのかわからない文章になるようなことを防いでいます。
プロンプトで伝えること
よく使う事柄を書き出すと、どういった立場で書いて欲しいか、どんな要素を入れて欲しいか、どの法律に沿って注意して欲しいか、何か読み手が不安になるようなことがでてこないかといったことをプロンプト上で顕在化することでコンテクストに繋げていくように気をつけています。
Claudeに最初質問する時のプロンプトは、例えば「こんにちは、仕事を依頼したいのですが今いいですか?(○ ○のキャラクターとして答えてください)」といった出だしから始まり(この辺りは検索するとやり方が色々出てきます)、その返信が来た後に、本題の内容を記載しています。
マークダウン方式でコンテクストを伝えることができるので、長い文章ではなく、箇条書きでどんな内容にしたいかなどを伝え、必要であれば必要なデータをjson形式やマークダウンファイルで添付して生成AI側が理解できる形で依頼をかけて、欲しいアウトプットを手に入れます。
生成AIに対して、ゴールとなる記事の内容に必要な情報を着実に渡すことと意図をしっかり伝えることが何より重要です。
まとめ・結局、生成AIを使っても自分の範疇の成果物にしかならない
生成AIが自分がまったく理解できないことを書いてくれたり、あたかも体験したかのように書けることも事実なのですが、実際に「自分が書いた」ものとしてアウトプットする場合は、全て自分が把握した状態である必要があり、何か問題が起こったが、自分には何が問題なのか、知識がなくわからない、どのように対処すればいいか、自分では理解できない・・・となってしまうと取り返しがつかなくなる場合があるので、生成AIを使う場合は自分がコントロールできる範囲でコンテクストとなる情報を用意した上で生成AIを使い、自分が書くよりもスピードと精度が格段に上がる手段のひとつとして使うことをおすすめします。
記事作成や編集で何か聞きたいことなどあればXなどで聞いてみてください。