自作キーボード活動2022年のまとめ(全体編)

昨年から使い始めた自作キーボード。
2022年は落ち着くと思っていたのですが、振り返ると昨年以上に増え、自らPCBを発注して組むところまでできるようになっていました。

今年もかなり数を増やしたのでタイプごとに集計してみました。

自作キーボード活動2022年のまとめ(個別編)

おしゃれ・かわいい・スタイリッシュ路線の自作キーボード活動2022年のまとめ

目次

2021年12月31日〜2022年12月初旬までのキーボード遍歴

今年は17台でそのうち2種類が2台ずつとなっています。

(あと2台増えるかもしれないです)
主な総計は以下になります。

機種別

daditto
elephant42
cocot46lp
kagura42
7sKB
Yamada75Go
Lain
Keyball61
SilverBullet44 Requiem
cocot46plus
FancyAlice66
GRIN Type-R
elephant42 FR4 edition 2台
輝度哀楽2台
Keychron K2/V2 non-backlight

()は無線対応

配列別内訳

カラムスタッガード: 8台
ロースタッガード: 4台
アリス: 2台
オーソリニア: 2台
GRIN: 1台

分割/一体型内訳

一体型: 11台
分割: 6台

サイズ別内訳

〜30%: 2台
〜40%: 8台
〜50%: 1台
〜60%: 2台
〜65%: 2台
〜75%: 2台

マイコン実装別

ProMicro互換: 5台
BLE Micro Pro: 5台

PCB実装: 4台
raspberry pi pico: 3台

今年追加されたキーボードのまとめ

ある程度色々なバリエーションを考えて選んでいたので、一番使いやすい40%を中心に文章を打つ場合などに使いやすい60%以上のレイアウトも今年は増やしました。

また、BLE Micro Proの導入で自作キーボードでありながら無線化したものもかなり増やしたので、利便性もだいぶ良くなりました。

個人的なトレンド

2022年自分の中で印象的だったことをいくつかまとめてみました。

BLE Micro Proで自キーを無線化

市販製品はデフォルトで無線対応のものが多いのですが、自作となると技的の壁があり、技適認証を受けたマイコンを使用して無線化を行うのがもっとも手軽な方法になります。

今年に入り、既に対応しているもの含め、cocot46、cocot46lp、reviung41、elephant42、7sKB、7sPro、SilverBullet44 RequiemをBLE Micro Proを用いて無線化を行いました。

USBケーブルが不要になり、ひさの上でも使えるトラックボール付きのキーボードであれば椅子にもたれたままのタイピングが可能になったりといろいろ便利になります。

elephant42のPCBとFR4プレートの発注

元旦に届いて組んだelephant42が気に入り、アクリル積層で外出には不向きだったのですがFR4のプレートを公開してくれた方がいたので、その恩恵を受けつつ、発注前に無限の可能性を使って同じ回路構成で手配線のキーボードを作り、構造理解をしてからJLCPCBに発注。

という一連の流れを経て2台のFR4プレートベースのelephant42が現状メインのキーボードになっています。

この詳細については「自作キーボードelephant42のFR4版を手にする前に」から見ることができます。

使うキースイッチの定番化

普段使っているキースイッチで一番気に入っているのがEverglide Aqua King 67gでこちらはリニア軸。そしてもう一つがDurock Daybreakというサイレントリニア軸のキースイッチ。

そのほかGateron Pro のYellow系とAKKOの50gぐらいのリニア軸、JWICKのものをよく使っています。

11月に入り新たに手に入れたGateron North Pole YellowがEverglide Aqua Kingににた打鍵で、押し心地がよいので、12月に入り追加購入しているので、こちらも定番になっていきそうです。

タクタイルも好きなのですが、現状はあまりうるさくなく軽やかな打鍵がいいのでリニアなキースイッチをよく使っています。

静音化対応の定着

昨年はシリコンシートに行き着いた状態だったのですが、今年に入りPORONシートの存在を知り、現在は完全にマウントプレート・PCB間はPORONシートを使うようになりました。(事例はこちらを参照)

遊舎工房のカットサービスにもPORONシートが追加され、今年はガスケットマウントのキーボードで2万円前後の低価格帯のものが出始めたりと静音化を図った製品なども数多く出ており、今年はFancyAlice66というアクリル積層でガスケットマウントのキーボードを購入したりしました。

また、市販のキーボードの静音化をKEMOVE61 snowfoxKeychron K2/V2 non-backlightで行いました。

マステ芸(マスキングテープ)の定着

昨年よりデコレーション目的で行なっていたマスキングテープを貼ってデザインや色味を変える、いわゆるマステ芸はかなり定着して、それ前提でトッププレートの色を選択できる場合は行うようになってしまいました。

2022年のまとめ

昨年は右も左もわからず、まずは知るところから・・・とはじめてみて、今年はより自分が使いたいキーボードやパーツを探し、自分なりに使いやすいものを見つけて、コーディングの時はこのキーボード、ブログの時はこれ、と言ったように使い分けるようになりました。

また無線化することで、コードの制約がなくなって、膝の上に置いて使ったり、リビングに持って行ってテレビに画面を映して使ったりと言ったこともできるようになり、自作キーボードならではの用途に合わせたキーボードに最適化して使える環境がかなり整ってきました。

その裏で、材料不足でなかなか手に入らないパーツなども増えているので、マイコンとPCBを繋ぐためのコンスルーが枯渇していたりする状況をどうやって解決していくかは今後も残る課題になっています。

次回は「個別編」として、印象に残る&使う頻度が高いキーボードを掲載した記事を掲載予定です。

関連記事の一覧